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聖女の懊悩

登場人物一覧

マルコキアス・ゴモリー(p3p010903)
マルコキアス・ゴモリーの関係者
→ イラスト

名前:メイヤ・ナイトメア
種族:人間種
性別:女性
年齢:20歳
一人称:私
二人称:貴方、貴女
口調:~です。~ます。~でしょう。
特徴:物憂げ、苦悩と慈愛
設定:
 かつては反転した父モーリス・ナイトメアの忠実な道具として敵を断罪することに喜びを感じていたが、父の誤りと姉ミリヤの説得を受けて、不正義とされる相手とも納得のゆくまで対話して断罪の是非を見定めるべきだと考えを改めた、元『断罪の聖女』。その在り方は期せずして独身時代の母ムーアと似たものとなることになった。
 しかしその内心は、遣りどころのない悔しさで満ちている。自分はもう父の言いなりにはならないと姉に信じさせることができず、姉に自分を庇っての反転を許したこと。ならばせめて姉が望みを果たした後には速やかに自身の手で姉に引導を渡したいと願ったにもかかわらず、特異運命座標に選ばれなかったこと。
 もっとも後者に関しては、お蔭でナイトメア家の行く末を精算する暇が生まれていることは否定しがたい。今のメイヤは事件を経てナイトメア家と距離を取りたがる家臣には新たな主君を紹介しつつ、今なお支えようとしてくれる家臣のためには父の罪を禊ぎ家を再興する術を模索している。
 目下の課題は、父に忠実だった自分が当主となれば父の時代と変わっておらぬと誤解されかねないこと。この解決策としては、ナイトメア家の現状に理解はあるが母の件で必ずしも良好とは言い難いゴモリー家から婿養子を取ることで反省をアピールするという案がある。その場合の婿役には、天義を救いし特異運命座標の一員という立場を手に入れ、メイヤを敬愛もする、マルコキアスが適任であろう。……が、多数の罪を犯し姉を助けることもできなかった自分がマルコキアスの崇拝に近い感情を利用することへの負い目や失望されることへの恐れ、そして姉を“救いうる”特異運命座標に自分を差し置いて選ばれたマルコキアスへの焼き餅のため、メイヤはその選択肢を取れずにいる。

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