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SS詳細

貶められし聖女

登場人物一覧

マルコキアス・ゴモリー(p3p010903)
マルコキアス・ゴモリーの関係者
→ イラスト

名前:ムーア・ナイトメア(旧姓:ムーア・ゴモリー)
種族:人間種(魔種の可能性有)
性別:女性
年齢:40代後半(外見は20代)
一人称:あたし
二人称:あなた
口調:~ね、~よ、~だわ
特徴:かつての聖女、二児の母親、心を病んでる
設定:
 天義貴族ゴモリー家出身の修道女。ナイトメア家と親しい関係にある断罪者でもあり、その活躍により聖騎士としても知られているが、どんな時も必ず断罪対象に改心するよう説得していたことから『慈愛の聖女』と呼ばれた。
 ある時ムーアは、当時は弾圧されていたとあるリベラル派貴族を断罪せんと、ナイトメア家の協力者として出陣した。その際も彼女は最後の説得のために単身彼の居城に向かったが……実は彼は既に反転し、リベラルとは名ばかりの欲望の主となっていた。無論、説得が功を奏するわけも、魔種の圧倒的な力に敵うわけもなく囚われの身となり、異状に気付いたモーリスが乗り込んだ時には純潔と正気を失っていた。その後、ムーアの単独行動を許した責任を取るとしてモーリスに妻という形で引き取られたが、現在まで療養という名目で別邸に軟禁され続けている……モーリスが滅んだことで、ようやく使用人以外との接触を禁ずる者はいなくなったが。
 周囲は妻を心配してのことだと解釈しているが、モーリスが定期的に別邸に様子を訪れていたのは、ムーアの状態を監視するためであった。彼女が体のみならず心までかの魔種に溺れるようになってしまったのではないかと疑ったのである。娘たちをすぐにムーアから引き離して『断罪の聖女』として育て上げたのも、娘たち――特に長女ミリヤを魔種の影響から断ち切るためでもあったようだ。ムーアは「それで罪なき娘たちの疑いが晴れるなら」と娘たちの養育を全てモーリスに委ねてはいたが、妻の潔白を信じようとしなかった夫への憎しみは今も募り続けている。

おまけSS『裏話』

 もしもミリヤムがモーリスの呼び声を拒否していたならば、あるいはそもそも願望を貫かんとする意志を見せぬままであったなら、モーリスが「やはり貴様もあの女の娘か」と悪態を吐いたところが聞けたかもしれない……。

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