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『新時代英雄隊』の少女、ソフィーヤ
登場人物一覧
- カティア・ルーデ・サスティンの関係者
→ イラスト
名前:ソフィーヤ・ソフラウリッテ
種族:人間種
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):13歳
一人称:わたし
二人称:あなた、~さん
口調:です、ます、ですか、等。少々気弱。
特徴:激動の時代に、家族を守るために英雄にならざるを得なかった少女。
設定:
鉄帝の貧しい村に住む才女である。鉄帝という、ある種『脳みそまで筋肉』という土地に生まれながら、魔術的素養に恵まれ、術士としての教育を、両親より惜しみなく施された。
結果、才は実を結び、村でも一番の『魔女』となった彼女は、しかしその力を立身出世ではなく、家族と村のために使い続けた。
傷つく村人が居れば、すぐに治療の術式を編んでやった。熱に倒れるものがあれば、解熱の術と薬を施し。時に狩りの手伝いをし、その魔術の炎で肉を調理すらした。
村のものに便利屋と思われていない、と言えばうそになるが、しかしそれでも敬意と礼儀を以て、村人は彼女に接していた。だから彼女は、村人たちにも好意的であり、その溢れる才能を、このままこの村で埋没させても一切の後悔はないと思っていたし、むしろそれを望んでいた。
彼女はこの村で『優しい魔女』として過ごし、村人と、家族と、仲間と共に生き、やがて普通に村の中で誰かを好きになり、子を為し、育て、そして幸せに天命を全うする。そんな人生を過ごす。はずだった。
鉄帝が激変を起こすまでは。
鉄帝皇帝がバルナバスへと代替わりし、世が弱肉強食のそれとなって以降、彼女の人生は転落した。村は『弱者のたまり場』として多くの狼藉者によって襲われ、少ないたくわえはことごとくを奪われていった。如何に彼女が才あるものとはいえ、英雄ならぬ身である彼女に、その全てを守り切ることはできなかった。ひとりでできることは限られていたのである。
そんな状況下、少女は『新時代英雄隊』への勧誘の言葉を耳にする。もし参加すれば、国への奉仕と引き換えに、家族と村の安全を保障されるという。
彼女は悩んだ末に、その話に乗ることにした。村人と家族の期待を一身に背負い、優しい両親がなけなしの金と労力をはたいて仕立てた綺麗な『綺麗な服と杖』を手に、彼女は帝都にて、『偽りの英雄』という人生を歩み出す。
すべては、大切な村を、仲間を、家族を守るために。
その村は、天衝種を伴った悪漢に襲撃され、もう存在しない。
彼女は今も、大切なもののために英雄を演じている。
- 『新時代英雄隊』の少女、ソフィーヤ完了
- GM名洗井落雲
- 種別設定委託
- 納品日2022年11月19日
- ・カティア・ルーデ・サスティン(p3p005196)
・カティア・ルーデ・サスティンの関係者