PandoraPartyProject

SS詳細

黒仮面の少女

登場人物一覧

ジュリエット・フォーサイス(p3p008823)
翠迅の守護
ジュリエット・フォーサイスの関係者
→ イラスト

名前:エメライン
種族:不明
性別:女性
外見年齢:見た目は十代(実年齢は不明)
一人称:私
二人称:貴方
口調:ね、よ、わ、かしら?
特徴:金色の髪、白い翼、黒い仮面と黒いドレスを纏い黒剣を持つ。
設定:
 鉄帝国ヴィーザル地方、リブラディオンで出会った少女。
 金色の髪を靡かせ白い翼で羽ばたく姿は『調停の民』そのもの。
 謎に包まれた少女であるが何処か『アルエット』(p3n000009)を思わせる。

 リブラディオンでの調査でアルエット・ベルターナの墓に遺体が無かったことから、闇の眷属及びエーヴェルト・シグバルソンに操られているのではないかと推測される。
 エメラインという名を新たに与えられ、縛られているようだ。

 彼女はアンデッドであると推察される。
 エメラインの中にあるのは殺された時の絶望と悲しみ、憎悪と怒り、「助けて」「死にたくない」という最期の言葉だ。生前の記憶は無く、ただ死の間際の強い想いが宿っている。
 その強い想いは闇の眷属にとって扱いやすいものだった。
 十歳の少女の魂はアンデッドの身体に囚われ、己を嬲り殺した者によって操られている。

 生前のアルエット・ベルターナは聡明で利発な子供であり、調停の民であった。
 修行は大変ではあったが、ロトやギルバート、ペトラやクルト、ヘザーや両親、村の皆に囲まれ幸せな暮らしをしていたのだ。
 己に双子の妹が居る事は知っていた。探しても見つからなかったのだと聞いていたからだ。
 あの日の夜、目の前に現れた少女が妹(カナリー)である事をアルエットは瞬時に悟る。
 握った手は自分なんかより、余程固くて。彼女の置かれた境遇が厳しいものなのだと分かった。
 けれど、調停の民の修行より自由に羽ばたける方が余程良い。
 少し羨ましいと思ってしまった。きっと、それは妹も同じだったに違いない。
 ――だって、私達は双子だから。
 お互いの境遇を交換なんて出来ないけれど、もし二人で分かち合えたら何かが違っていたのだろうか。

PAGETOPPAGEBOTTOM