SS詳細
君への最初の贈り物
登場人物一覧
- 星影 昼顔の関係者
→ イラスト
名前:花音 セチア(かのん せちあ)
種族:旅人(両親がウォーカーであった)
性別:女
年齢:unknown(16歳であろうと想定される)
一人称:あたし
二人称:あなた
口調:です、ます、ですか
特徴:侵略性エインセル患者、澄原病院に保護されて居る、記憶が無い
設定:
再現性東京202X街、希望ヶ浜に存在する澄原病院の『夜妖専門・診療科』に保護観察されている少女。
悪性怪異:夜妖<ヨル>である侵略性エインセルに憑依されていた元・夜妖憑き。昼顔に保護され、彼の支援を受けながら小さなアパートで生活をしている。
澄原病院の院長である澄原 晴陽の支援を受けて、希望ヶ浜学園での生活(一般的な生活に戻るトレーニング)を継続して続けて居るらしい。
生活用品などは澄原からの支援で成り立っているが、精神が安定した後にカフェなどでのアルバイトを行う事を目標としているそうだ。
保護された当時は『空っぽ』としか称せぬ状態であり、記憶は夜妖に食い尽くされ自身の出自は愚か名前さえ分かっては居なかった。
だが、保護をした昼顔が仮音(かのん)と仮に名前を与え、彼女と生活する中で改めてセチアと名付けた事で『これから』を見据える事が出来るようになった。
……が、未だに名前で呼ばれても少しばかり反応が遅れてしまい「かのん」と呼ばれる方が慣れているのかもしれないと彼女は困ったように肩を竦める。
此れまでは淡々としており反応の希薄な少女ではあったが、冗談も言い合えるような明るさや揶揄いなどを滲ませるようにもなった。
学習面では少しばかりの遅れが存在しているが非常に真面目であり直ぐに年相応程度に追い付くだろうと晴陽は云う。
セチアは非常に努力家であり、名前を得た自分が昼顔の云う様に『目標に心燃やせるようになる』事を考えてきたらしい。
今の目標は自信と同じような夜妖を支えるべく澄原病院の看護師になることなのだという。戦う事は流石に恐ろしかったのか始末屋や掃除屋は候補から外れていた。
本当の自分は分からないまま。
それでも、新しい自分になる事は出来る。そう信じて少女は前を向き続ける。何時の日か、夜妖に人生を狂わせた人を支えてあげられるように――