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SS詳細

『<偉大なる七>が一つ』、長門

登場人物一覧

ムサシ・セルブライト(p3p010126)
宇宙の保安官
ムサシ・セルブライトの関係者
→ イラスト

名前:ロンゲート級一番艦 長門
種族:旅人
性別:なし(女性型)
年齢:不明
一人称:私、本艦
二人称:あなた、〜様
口調:です!!!、ます!!!ですか?!?
特徴:ロリ、大和の巨砲、ポンコツ、元気、食いしん坊

 ロンゲート級。とある世界において、『最強の宇宙戦艦』を目指して建造された宇宙戦艦である。殲滅力を極限までに追求した四門の光子連装砲を搭載。搭載された超AIは、疑似自我を持ち、最悪、人員を必要とせず単独戦闘すら可能とされている。さらに短距離連続ワープによる次元断層跳躍回避機動の実証と実戦配備。
 ロンゲートの名は、古代日本の『戦艦』長門からとられた。宇宙という海に新たに出港したその船は、宇宙連合の威信と、全宇宙の恒久的平和の願いをその背にのせ、初めての航海に出て――忽然と姿を消した。

 彼がその情報を思い出したのは、シレンツィオはダガヌ海域で、妙に偉そうな変な女の子を保護した時だ。その女の子は、
「本艦は長門です! その識別コードは宇宙保安官ですね!!!!」
 とか言ってきたのである。そんな馬鹿な。ムサシは思ったが、しかし事実は色々と残酷だ。長門と名乗る少女の言う事によれば、何でも初航海中に突如強烈な光に包まれたという。危険を感じた長門(AI)は乗員をコールドスリープ処置を施し、次元断層跳躍を実行――した所、なんか混沌にいたのだという。
 女の子の格好で。
「本艦、まぁ、別にこの格好は嫌いではないですが!」
 とか言っていた。
 加えて、宇宙連合の手ひどいプロパガンダの詳細も、ムサシは知ることとなった。というのも、この長門、完全無欠の最強船などではなかった。そもそも死ぬほど燃費が悪かったらしい。乗せた武装と機能にエンジンのパワーが釣り合っておらず、行動するたびにえらく燃料光子を食う。宇宙ならその辺から補給すればよかったが、人間の身体になった長門にとって、栄養は食べることでしか得られない……。
 そんなわけで、出会った初日からムサシの財布を空にした長門。胃袋ビッグセブン。

 混沌肯定により弱体化しているものの、その性能と潜在能力は折り紙付きと言えるだろう。これまでに様々な場所で戦い、蓄積してきた戦闘経験は、鍛え上げたムサシをさらに超える程の実力を備えている。
 ……が、燃費の悪さは相変わらずであり、満足に動けないことが多い。彼女が実力を発揮できるかは、ムサシの財布の残量にかかっているのである。

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