SS詳細
煌めく明日を夢見て
登場人物一覧
名前:モリト
種族:夜妖
性別:男性
外見年齢:25歳ほど(実年齢は不明)
一人称:俺
二人称:君、お前、呼び捨て、明煌、廻
口調:だろ、だよな、なのか?
特徴:美青年。深い緑の髪に、黄金の瞳。山伏の装束を纏い背中に黒い翼を持つ。
設定:
煌浄殿の呪物の一人。
『八咫烏』の概念を宿した『勾玉』が本体。
煌浄殿の主を守護する<守人>の名を与えられている。
古株の一人で、コウゲツと同じ時期に煌浄殿へ封じられた。
狛犬のシジュウと協力して煌浄殿へ侵入する夜妖や不届き者を狩っている。
性格は楽天的でおおらか。
物事を何でも楽しく捉え日々を気楽に生きている。
煌浄殿に来る前は山を翔る鴉であった。
他の鴉よりも少しだけ頭が良く、いつしか山を牛耳る程にまで力をつけた。
縄張りに入る者は容赦しなかったし、それで仲間を守れると信じていた。
しかし、暴れすぎたのだろう。
人の領域にまで踏み込んだ鴉は先々代の煌浄殿の主に封じられたのだ。
最近入ってきた廻のお陰で、煌浄殿に新しい風が吹いている。
明煌は廻に構って以前よりも楽しそうにしているし、何やら来客も増えた。
来客が迷子にならないように一の鳥居まで送り迎えするのはモリトの役目。
大切な儀式の為に来るらしいが一の鳥居の外に出れば煌浄殿の中で起った事は忘れてしまう。
記憶を奪うことは、もう一つのモリトの重要な役目でもあった。
煌浄殿で起ったことは再現性地区で暮らす『普通』の人間には耐えられないのだろう。
だから、夢を見ていた程度に記憶を奪うのだ。
モリトは記憶を消さなくてもいい外の友人が欲しいと思っている。
廻のような普通の人より丈夫なイレギュラーズが良いかもしれない。
そうすれば、もっと新しくて楽しいことが起きるに違いない。
滅多に起きない『鏡』のチアキも起きてきたのだ。
きっと、これから楽しい事が起るとモリトは胸を高鳴らせた。