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SS詳細

PC分析表(ランドウェラ=ロード=ロウス)

登場人物一覧

ランドウェラ=ロード=ロウス(p3p000788)
黄昏夢廸

・印象
 果たして彼がこの世界に喚ばれたのは幸せだったのだろうか。
 彼の世界、"真実の大地"の意味する青年は世の理から外れた方法で生み出された。
 元の世界にとって其れは外法か合法かは分からないが、命の循環から外れた存在であることは間違いないのだ。
 己と同じ顔をした男、灼那欺のクローンとして存在する彼は完全な成熟を前に無辜なる混沌フーリッシュ・ケイオスへ降り立つ。知識も有ろう、身体も強く有ろう。しかし五年という歳月では些か世界に馴染む経験に不安が残る雰囲気があるが、主である少女か、灼那欺による躾か、齢五つとなるランドウェラはなんやかんやとこの混沌の地で笑って過ごしている。
 特異運命座標イレギュラーズとしての活動も問題無く、戦闘とあらば奮迅の活躍を見せるランドウェラ。だが、その純粋無垢な笑顔で金平糖に狂う彼にも謎がある。
 黒腕と化した右腕は何も解らず、動かせば痛みとなって何かを知らせているかのようである。
 現在、生を受けて九年の月日が流れているが、ランドウェラのあどけなさは此処に喚ばれてきた時と変わらない。
 彼の元となった男、灼那欺もこの世界に来ているのだろうか。邂逅が成された時、ランドウェラは何を思うのか。はたまた数日前に会ったかのように何か特別に感じる事も無いのかもしれない。
 ここで文頭の一節に戻る。
 果たして此処に喚ばれた事は幸せだったのだろうかと。
 何も知らぬまま、少女の元で人形になっていた方が緩やかな日々を過ごせていたのでは無いか。
 知るのは本人のみなのだろう。

・長所と分析とプレイスタイル
 自身の動きたい時、動ける時に動くマイペースプレイヤー。
 急ぎ過ぎずに己のペースを守り、楽しむ事を重点とした動き方は簡単なようで難しい。
 しかし彼が活動が鈍いかというとそういう訳では無い。
 興味があれば依頼にも参加するし、ランドウェラとしての世界を広げたい時はSSを頼む。実際に彼のシナリオ欄を覗けば、他PCや自身の関係者、NPC等、交流を含めたSSが読めるだろう。
 全員が全員、PPPに全ての時間を使用している訳では無い。遊びたい時に遊ぶというスタイルは私も見習いたい所である。
 飄々とした掴ませないキャラクターとしての印象があるランドウェラ。一度だけでは足りず、複数回の交流が望まれそうな癖になる魅力は他の方々にも是非味わってもらいたい。

・その他雑記
 如何でしたでしょうか。
 プレイスタイルの所は特に私の主観が混じっているので、話半分に読んで頂ければ幸いです。
 以前から軍服に大きな槍斧を装備したイラストが好きで見ていたランドウェラさんですが、イラスト欄を覗けば、彼らしい幼子の感想のような名前が付けられています。
 身体は大人なれど、まだその精神性は子供に近いのかと思うと、とても面白いキャラクターさんだなと感じるわけです。

・おまけ『キラキラ』
 呼ばれてなんだろうと思ったら、程よく分厚い紙束を渡された。
「それでは此方にサインを……」
 なんだなんだ、普段はこんなやり取りしないじゃないか。
 思わず口に出しそうになったが、グッと我慢。要らないことは言わない方が良いって誰に教えてもらったんだっけ。
「あ、はい、こんな感じでいいのかな」
「ありがとうございます、大丈夫ですよ」
 渡された紙束をペラペラ覗き見ればギッシリと詰められた文字の羅列。
 皆、これちゃんと読んだのかな、後で感想文書いてとか言われないよね?
 これこそ要らない事だなと思いながら一礼してその場を後にする。
 昼が過ぎてまだ時も経っていない。伽藍としたローレットの一席を陣取り、休憩がてら眺めればどうやら書いてあるのは僕自身の事。
 なるほど、知ってる事もあれば、未だ混沌の舞台で踊っている僕は知らぬ存ぜぬ事柄も載っている。
「これを知るのは果たして何時になるんだろうね」
 此処は舞台裏、混沌の世界に生きる僕では無く、夢の様なもの。
 あぁ、それでもこの分析表はなんとも半端なものだ。足りないではないか、最も大事な事が書かれていない。

「僕が大好きなこんぺいとうの事が書かれていないなんて、まだまだだなぁ」
 はて、僕はなんでこの甘味が好きになったのだろうか。

  • PC分析表(ランドウェラ=ロード=ロウス)完了
  • NM名胡狼蛙
  • 種別SS
  • 納品日2022年08月23日
  • ・ランドウェラ=ロード=ロウス(p3p000788

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