SS詳細
株式会社ミフィスト・スタッフサービス
登場人物一覧
名前:バルガル・ミフィスト
昏迷都市領主、バルガル――そして、『株式会社ミフィスト・スタッフサービス』の社長。
アクエリア諸島の一部である島を海洋王国から領地として受け取った。
当初は海洋・豊穣間の貿易のみを予定していたため海流その他の理由で都合のよいアクエリア島が貿易の中心地となるはずだったが、鉄帝やラサ(密かに幻想や天義、練達も)が加わったことでフェデリア島へとリソースが移動。
結果としてバルガルの領土は『そこそこ裕福だけどアクエリアの豊かさだけで食っていくのはちょっと微妙』といった程度の立ち位置となった。
そこで必然的に昏迷都市の住民を一部フェデリア島へと移動させ、用心棒や取立人などダークサイドの仕事を街から受けるようになった。
●株式会社ミフィスト・スタッフサービス
悪者だらけの昏迷都市がなにかしらの悪事に使うために作ったペーパーカンパニー、だったもの。
建設途中のガワ(建物)に中身をつめた昏迷都市が、形だけのガワ(企業)に中身を詰めるという皮肉も込めて。
主な事業内容は人材派遣であり、『清掃業』や『軽作業』という名目で用心棒や取立人といった仕事を請け負い、昏迷都市の住民に仕事を割り振っている。
元々が軍事基地であり、発展しても貴族や軍人だらけだったフェデリア島においてこういった『汚れ仕事』は需要がなかなかあり、割と近くに住んでいたこともあって仕事をとりつけやすかった。ローレット・イレギュラーズという立場もこの島では英雄扱いであるため都合がとてもよい。
●無番街の顔役
ワルたちが自然とあつまる無番街に事務所を作って運営している。
英雄としての評判もあって、無番街に集まる様々なマフィアやらヤクザやらからも一目置かれており、昏迷都市住民がよその派閥ともめ事を起こした際などに『顔を出す』役割をおっている。
戦闘能力ひとつとってもバルガルは世界で通用するレベルであるため、影響力はなかなか高いようだ。
バルガルはこの立場を主に昏迷都市住民の社会的な安定のために用いるが、時として『人助け』のためにも