SS詳細
日輪のむすめ
登場人物一覧
名前:火鈴(かりん)
種族:悪性怪異・夜妖<ヨル>
性別:女
外見年齢:14歳
一人称:りん、わたし
二人称:~さん、あなた
口調:ね、よ、よね、だわ
特徴:再現性東京202X街・希望ヶ浜在住、悪性怪異
設定:
悪性怪異・夜妖<ヨル>に分類される少女。燃えるような赤毛と猫の耳、尾を有しており普段は耳や尾を帽子やスカートの内部に隠している。
怪異としての分類は火車であるが幼体とも呼べる力の弱さより、僅かな焔を駆使する戦闘を行うのみで悪さなどに手を染めた形跡はない。
彼女の特異な能力は『悪人が接近した際にその気配を認識する』というものである。特に火鈴の中で悪人と分類されるのは死を愚弄する行いをしたものである。
腹を空かせて希望ヶ浜をうろついている最中に祝音と出会い、「お腹が空いたの」と空腹を訴えてずるずると希望ヶ浜学園に保護された。
現在は社会復帰を念頭に置いて澄原病院で看護師の補助を行っているらしい。外見がまだ幼い為、澄原家の縁者であると表向きには扱われているそうだ。
澄原病院に通院している綾敷なじみとは猫仲間というイメージが強いのか「なじ姉」と呼び慕っている。
……が、なじみの『中身』こと『猫鬼』に関しては「怖いから厭よ、あの人はなじ姉を食べちゃうもの」と仲良くする気はあまりないらしい。
非常に警戒心が高く、猫仲間や無害そうな相手以外に対しては会話をすることも戸惑う様子がよく見て取れた。
祝音に関しては善人認定をして「ご飯をくれる凄くいい人」として認識している様子である。
本来的には悪性怪異でありながらも、彼女そのものの精神構造が非常に幼かった事で危険のない存在として難なく生活を送ることが出来ているそうだ。
怪異である事を美味く隠せるようになった暁には希望ヶ浜学園にも通いたいと考えているようだが――
「一人は怖いもの、祝音。制服を着て一緒に通って頂戴? クラスメイトって言うのになりたいわ!」
そんな我儘を言い続けている内はまだまだ独り立ち学園生活には遠いのかもしれない……。