SS詳細
『海軍出向員』イワンシス・サヴァン・アジテータ
登場人物一覧
名前:イワンシス・サヴァン・アジテータ
種族:海種(ディープシー)
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):unknown
一人称:私(わたくし)
二人称:貴方様、~様
口調:です、ですわ、でしょうか、ですわね
特徴:昼行灯、隠れた天才、一過性全健忘
設定:
海洋海軍における要らない子。
『能無しイワンシス』『お荷物サヴァン』『忘れたアジテータ』のあだ名あるいは蔑称をつけられた女。
記憶が一日で消えてしまう海の呪いにかかっており、常に身につけている三枚のネームタグに刻まれた三つの名前『イワンシス』『サヴァン』『アジテータ』を繋げて自らの名前としている。
しかし鎖は四本あり、本来なら四枚あったはずとされている。彼女はその四枚目のプレートこそが自らを知る鍵になると考えて探していた。
彼女の記録ノートによると、二十四年前の二十一次大遠征に参加したサルディーネ海軍将校の部下であり『サルディーネ四天王』とあだ名された四人のうち三人の持ち物である――というところまで判明している。
第二十二次大遠征……つまり最後の大遠征にして成功した大遠征の後、アクエリア島近海の海底を調査中にこれら三つのネームタグが発見された。
このことから、サルディーネ海軍将校の娘であるアンジュ・サルディーネに接近することで自らの正体を見つけられると考え『エルキュール・カンパニー』に軍から出向する形で在籍している。
非常に高い計算能力をもち、物腰は柔らかく誰に対しても怒ったり恨んだりといったことをしない極めて寛大な精神性。
『昨日を覚えておけない』という一過性全健忘という欠点を差し引いても有能な人物である。
また、彼女は自らの記録ノートを記憶代わりとしているが、これを改竄あるいは抹消することが容易なため、彼女自身はこれをそこまで信用していない。
――実際、記録ノートには一ページだけ破り取られた跡があるのだから。