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<死屍派>ウーラヌスの手

登場人物一覧

ボディ・ダクレ(p3p008384)
アイのカタチ
ボディ・ダクレの関係者
→ イラスト

名前:務史・翠生(むし・すいせい)
種族:旅人
性別:男
年齢:58歳
一人称:ワタシ
二人称:アナタ、オマエさん / レトゥムには「我が妻」
口調:だ、だろう、だろうな / レトゥムには優しい口調
特徴:静羅川立神教『死屍派』、再現性東京:希望ヶ浜在住
設定:
 再現性東京202X街希望ヶ浜地区に存在する静羅川立神教の『死屍かばね派』に属する男性。
 死屍派でに所属しており、序列として数えられることはないが神体である真性怪異のレトゥムの傍付きである。

 翠生は妻と子を『夜妖』の事件で亡くした後に死屍派への尽くすことを決めた『よくある』運命を辿った男だ。
 だが、その時より己は死しているようなものだという実感からふわふわと夢遊病のように生きていたためレトゥムに酷く気に入られた。
 レトゥムの『腕』を分け与えられており、その力を使い果たすと死する運命にあると言う。
 真性怪異を深く信仰し、その思想に感銘を受けた男にとってそれ程に素晴らしきことはない。
 レトゥムを己の妻であるかのように扱い、愛情深く真性怪異に接している。
 レトゥムの力を施行する際にはその眸は紅色の潜まり、猿を身に纏うように変化するとされているが視た者は居ない。

 男が有しているレトゥムの権能の一つは簡便な言葉を使えば『猿の手』である。
 持ち主の望みを3つだけ叶えてくれるとされるそれは男が大切に抱えているキューブ上の『レトゥムの檻』に閉ざされてその姿を直接見ることは適わない。
 だが、中には干涸らびた木乃伊となった腕が存在し、願いを叶える度に指がぼきりと折れて霧散するらしい。
 レトゥムが男に其れを渡したのは気紛れである。男ならばレトゥムの為に身を骨にしてでも動くと考えられていたのかもしれない。
 死屍派の者達を扇動し、レトゥムの為を信条に掲げて日々を過ごし続ける。
 もしも、レトゥムに危機が及ぶならば『猿の手』は歪に願いを叶えることだろう。

 ――アイツを殺してください。

 ――アイツを呪ってください。

 ――アイツを……。

 全ては死という救済のために。レトゥムが与え給う優しき死を誰にも害させないために。
 そして、何時か己も妻や子と同じ場所に行けるようにと彼は日々、秘密裏に活動し続ける。

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