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SS詳細

<死屍派>レトゥム

登場人物一覧

國定 天川(p3p010201)
決意の復讐者
國定 天川の関係者
→ イラスト

名前:レトゥム
種族:真性怪異
性別:なし
一人称:あたくし
二人称:あなたさま
口調:不定
特徴:静羅川立神教『死屍派』神体
設定:
 再現性東京202X街希望ヶ浜地区に存在する静羅川立神教の『死屍かばね派』が信仰する神体たる真性怪異『レトゥム』そのもの
 異界よりやってきたカルト教団『幸天昇』の教主であり始祖であった地堂 孔善に加護を与え、その肉体へと取り憑いている。

 その姿は依り代である孔善にも良く似ているが、本来の姿は猿である。
 レトゥムそのもののの姿は目に映してはならず、一度レトゥムを視認したモノは死に至る直前に「赤い瞳孔から血のような涙が流れていた」と言っていたそうだ。
 ヒサルキやキヒサルと呼ばれる怪異にも酷似しており、憑き物の一種であるとして死屍派では認識されていた。
 真性怪異の中では直接的な害が存在しており、非常に獰猛で周囲に死を撒き散らす事から静羅川立神教の中でも要注意とされている。
 レトゥムは人々の心の中にある希死念慮への救済のために存在していた。死をもっての救済、そしてその際の無数の死を養分とする神体である。
 通常はレトゥムの依り代(巫女や其れに類する存在)となった者は死屍派では奥座敷に安置され木乃伊となるまで外に出る事が出来ないと言われている。

 ――だが、地堂 孔善との相性は良かった。呪われた『ギフト』を有する孔善は『自身と同じ思想の人間』の心を揺さぶる。
 彼女(便宜上、彼女と呼ぶ)は『死こそ救済である』という教義を掲げ、レトゥムは『人々に無数の死を与える』事こそを求める真性怪異である。
 故に、孔善という相性の良すぎた肉体に取り憑いたレトゥムは大々的に死屍派としての活動を始める。
 孔善の口を借り、死屍派を扇動し続ける。希望ヶ浜と呼ばれた揺り籠に隠された無数の真実に絶望した人々へと言葉巧みに声を掛けて。

「死こそ救済。死こそこの狂った世界から抜け出すための唯一の方法。
 帰り道がない等とは全くの嘘。世界は表裏一体。こんな場所だから『何も恐れのない場所』へと向かえば良いじゃあないか」

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