SS詳細
『むぎちゃん』
登場人物一覧
名前:むぎ
種族:アーカーシュ原産の豚(名称不明)
性別:メス(?)
年齢:unknown
特徴:アーカーシュで発見された新種の豚、レリッカ村では『ふわふわぶた』と呼ばれていた。
設定:
天川がアーカーシュで行われたレリッカ村での宴にて土産を探していた際にレリッカ村の住民達が紹介してくれた頭に謎の触覚の生えている豚。
当初は土産代わりに豚の写真を携えて帰還した天川だが、晴陽が気に入り「ぶたさん」と呼び飼育したいと水夜子にぼやく事があったらしい。
流石にアーカーシュと再現性東京では気候の違いなどがあるのではないかと水夜子は晴陽に進言した。晴陽は「確かに」と言いながら諦めきれず――天川に直接飼育を打診したらしい。
勿論、ペットを飼う為の時間もなければノウハウもない晴陽に水夜子は簡単に言ってのけたのだ。
「天川さんの使い魔にしていただけばいいのでは? ファミリアーなんかでよく可愛い動物飼育している方居ますよ!」
そんなアレコレで晴陽ご期待の「ぶたさん」は天川の飼い豚になったのであった。
命名時に『べーこん』と付けようとしていたのは晴陽、水夜子と天川だけの秘密なのである。流石に可哀想だという理由で「むぎちゃん」に落ち着いた。
……筈だが、時々『べーこん』と呼びかける辺り、『べーこん』という名前にも未練があったのかも知れない。
魔法的な力でふわふわと飛行し「ぶ」と鳴いている様子が良く確認される。どうやら再現性東京でも何処にでも馴染める種であるらしくのんびりと過ごしている。
餌は普通のミニブタなどと変わりはない。アーカーシュ産であるためある意味雑食とも言える。好物はりんご。
むぎの首には可愛らしいリボンが巻かれることがあるらしい。
最初に送られたのは赤色のリボンに花の飾りが付いていたものであった。(多分、大凡)メスである事が判明して晴陽が意気揚々と選んできた首輪代わりの品である。
花飾りには「むぎ」と刺繍が施されており迷子札代りなのだそうだ。
二つ目の贈り物はちょっぴりシックな青いリボンのシンプルなリボンである。
スカーフのように着用させましょうと晴陽が提案した理由は天川とセットでも『可愛すぎないように』という配慮なのだそうだ。(ちなみに、その気遣いは水夜子のものだった)