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紅血八仙花
登場人物一覧
名前:エンラ=エンラ
種族:人間種
性別:女
年齢:20
一人称:私
二人称:相手によりまちまち
口調:だねー だよー
設定:
エンラ=エンラ――彼女は『鬼閃党』が一員である。
160cmほどの三節棍を神速に操る技量を宿す彼女は、平時においても戦場においても常にどこか上の空の様な……穏やかな気質と共に在る。が、故にこそ『恐ろしい』面もあり、彼女は眉一つ動かさずに平時と戦場のスイッチを切り替える事が出来るのだ。
今しがた食事をとりながら。
刹那の後には相手を屠る事も出来る。
表面上何一つ変わらぬ儘に。
……尤も『そういう事が出来る』『そういう性質を持つ』と言うだけでむやみやたらに誰ぞに争いを吹っ掛けたり、闘争のスイッチが勝手に入るという様な事はない。基本としてはぽやぽやと穏やかである。
体幹に非常に優れておりどんな体勢や状況からでも撃を当て続ける事が出来る。
いうなれば高回転必中手数スタイル――と称そうか。
完全なる攻め鬼。相手を削り打ちのめしていく事に興奮を覚え。
闘争の果てに在る彼女の頬は紅く染まっている事もあるとか……
彼女は元々鉄帝と天義の国境付近の生まれである。
位置的に(最近は大人しいが、過去は)戦争が起これば度々巻き込まれる地域だったらしく……独自の身を護る武術が発展していた。彼女の三節棍の技術も基は、その地で培われたもの――らしい。
生まれ故郷でも群を抜いた才覚の持ち主であり。
その地の守護者として、ゆくゆくは長としての活躍を期待されていたが。
「いやーなんか一所に留まるのは性にあわなくてさー。やっぱ世の中見て回りたいよねー」
……の一言であっさり出奔。なお留めんとしてきた連中は全員返り討ちにした。
が。あまり旅の上での金策は上手くなく、旅先で空腹に至る事も多々。どうしよっかなーと思っていた矢先に『鬼閃党』の存在を知り、武を更に極める意味でも良さそうだなーと楽観視して入党したのが、『鬼閃党』としての経歴の始まり。
夏子とは、とある街の子供捜索依頼の最中に出会い彼がナンパした事が契機。話の流れで捜索に協力してくれたうえ、無事に発見確保した(ただの迷子だった)子供と一緒に食事にも付き合ってくれたので、夏子としてはナンパ成功だと思っている様だ。
彼女の側の正確な心境は定かではないが「わるい人じゃなさそー」とは言っていた。