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イヴォン・ドロン・シーの肖像

登場人物一覧

裂(p3p009967)
大海を知るもの
裂の関係者
→ イラスト

名前:イヴォン・ドロン・シー
種族:魔種(怠惰)
性別:不明
年齢(或いは外見年齢):不明
一人称:我々
二人称:そなたら
口調:~である、~であろうか、~なのだろう?
特徴:死人じみた青白さ・陸のものとも海のものともいえぬ歪な姿・粘液・定期的に深海へ戻る
設定:

「我々は倍化することにこそ意義があるのだ。我々は増え続ける。増え続ける。増え続ける」

 誰が名付けたかもう定かではないほど長命な魔種。もとは一匹のウミユリに過ぎなかったそれが怠惰の力を手に入れた存在で、定期的に深海と地上を行き来している。地上へ行くのは眷属を増やすためであり、混沌に暮らす者にとって害でしかない。本人(?)は眷属を増やすことが第一目的であるため、それに協力する者は快く迎え入れる。

 寄生虫を無数に召喚し、使役することができる。個々の寄生虫は踏めば殺せるような脆弱な小さな虫だが、ひとたび体内に入るとすさまじい勢いで増殖し、体内の重要機関を食害。感染者を死へ追いやる。これだけでも厄介であるが、感染者を害した寄生虫群は脳から抽出した記憶を共有しており、死亡した感染者の容姿を再現する特性を持つ。この寄生虫群はイヴォンが生み出したため、当然疑似生命体もまたイヴォンへ忠誠を誓っている。魔種はこれをもって眷属の倍化とみなし、眷属の数が一定数を超えると、再び深海へ帰っていく。眷属はイヴォンへ害意を持つ者へのアンテナであると同時に本体であるイヴォンへエネルギーを送る役割を担っており、眷属の数が多ければ多いほど、魔種は無敵に近くなっていく。

 眷属の特性から、黄泉がえりの神として海洋の片田舎の町でひそかに祀られている。
 寄生虫による被害は風土病として土地の者に認識されており、眷属による被害が増えれば増えるほど土地の者はこの魔種を深く信仰する。人々の信仰は根強く、時にありがたがるあまり自ら眷属となる者も出る。しかしながら最近はその地方での人口が減ってきたため、魔種は別の地方へも足を延ばしているようである。

 眷属になってしまったなかには、かつての裂の妻もいる。人が変わってしまった彼女を、もはやイヴォンの眷属と見抜いたまではよかったが、裂はどうしても彼女を斬ることができなかった。現在妻は消息不明である。これ以来、裂はこの魔種を妻の仇と考えており、首を刎ねるべくその機会を伺っている。イヴォンが滅べば妻に似た肉塊もまた消滅すると知りながら。

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