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『瑠璃人の薬師』ダヴィット
登場人物一覧
名前:ダヴィット
種族:飛行種
性別:男性
外見年齢:30代半ば
一人称:(普段)私/(素)俺
二人称:貴方、~様、(ラダのみ)会長
口調:(普段)~ですます系/(素)~だ、だな、だろう?など
特徴:
傭兵連盟『ニーズヘッグ』が占領していた町『ユージヌイ』に存在する商会の支部長を務めている人物。
綺麗な瑠璃色の髪と翼を持つルリビタキの飛行種。
若干小柄でふっくらとしているが、意外と機敏だったりする。
『ヒッヒッ』と引きつるような笑い声が目下の悩みであり、森を出てから自分の笑い声が若干不気味だと気づいたらしい。
その笑い声と若干に吊り目気味なところ以外は基本的に物腰が柔らかそうな雰囲気を持っている。
「ヒッヒッ、あぁっとすいません。つい、普段のように笑ってしまいました。
えぇ、例の件につきましてですね、伺っています」
とまぁ、こんなノリで接する姿は知らない人には怖がられるらしい。
元々はヴィーザル地方、ハイエスタ系の部族を出身とする商人である。
実家はドルイドの系譜で、一族は山間部に潜み薬やオイルを調合して町でそれを売りさばいて生計を立てていた。
そんなダヴィットがラダと出会ったのはラダがまだ自らの商会を開くよりも前のことである。
ラダがイレギュラーズとなり、鉄帝にも時々顔を出すようになった頃。
帝都の市場で鉄帝の市場事情の勉強をしようとしていた時、偶然ながらにダヴィットが調合した薬に商品として目を向けた。
委託という形である商人が販売していたそれを手に取ってから、製作者に話を聞きたい、とラダから連絡を取った。
「ヒッヒッ、たしかにあれを調合したのは私ですが……」
初めて会った時は、その特徴的な笑い声と物腰柔らかそうな雰囲気が逆に不審でさえあったが、
商人同士として交流するうちに互いの中で『取引相手として申し分ない』と思うようになったのである。
それから数年後、ラダがユージヌイに潜入した後、
商人として一定以上の経験値を持ち、かつ現地人として十分に溶け込める人物として選ばれ、すぐに受け入れられた。
なお、商人としての質はラサの商人目線からすると『普通程度』でしかないが、
相手が鉄帝人という事もあって、なんに問題もないらしく、商会員たちに支えられながら卒なく熟しているらしい。
ギフトは薬となる植物などに対する目利きの能力が高まる『薬師の洞察』