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淑やかなれ、朱焔の花よ
登場人物一覧
- 煉・朱華の関係者
→ イラスト
名前:煉・真朱(れん・まあや)
種族:亜竜種
性別:女性
年齢:40代後半
一人称:わたくし
二人称:あなた、~君、~ちゃん、~さん(娘達は『紅花ちゃん』『朱華ちゃん』)
口調:ね、よ、よね、なのよね?
特徴:竜覇(火)、亜竜集落フリアノン出身
設定:
亜竜集落フリアノンに存在する武闘派一族『煉家』出身。朱華と姉・紅花、そして幼い末弟の三人の母である。
若い頃は焔を駆使した剣術を使用し、戦士団の一員として活動していた。
煉家の流儀は『やられたらやり返す』。礼を尽くされると礼を返す。尊敬に値する者には敬意を払う。そして、害意には害意を。悪意には悪意を返す。
二人の娘にもその流儀を叩き込み、本人も其れを体現する。
戦場に出てもおっとりとした様子は変わりないが情け容赦ない攻撃を繰り出すため、朱華に言わせれば『本当に怖いのはおかーさん』である。
「遣り過ぎちゃったかしら?」と微笑みながらも亜竜やモンスターを撃退し続ける様子は嘗ての戦士団では『鮮焔花』と二つ名(?)を与えられた程でもあった。
その名で呼ばれると恥ずかしく思うらしく、基本的には淑やかに笑みを絶やさず秘密にしているそうである。
尚、朱華の父方家系は武闘派等ではなく伝承や書架の管理を仕事にしている家系の男性であった。
必死のアピールで婿養子に迎え入れたが血は得意ではないです、戦えませんと言った様子の『おとーさん』の為に母は一生懸命に緒都淑やかさを身に着けたのだという。
その淑女教育は朱華の姉・紅花にも活かされた――が、娘二人には母方の血が強かったのか『煉家』の流儀を疑うことのない立派な女戦士が二人育ってしまったのだとか。
基本が戦闘集団育ちである為か、娘が家の名を捨て飛び出そうとも「屹度帰ってくる」程度にふわふわと考えている。
心配性の夫に「心配したって帰って来やしないわよ」と冷たい言葉を投げかけている場面もよく見られる。
朱華がフリアノンに帰還していることは知っているが無理矢理連れ戻すことは考えていない。
気が済むまで研鑽を積んで、里の為に尽力してくれればそれで良いのである。幸いにして長女が『煉家』を継ぐ予定であるために朱華に関しては放任主義を貫いているのであった。