『若き九尾之神』、金狐

登場人物一覧

名前：金狐
種族：旅人（ウォーカー）（元世界では妖狐）
性別：女性
年齢（或いは外見年齢）：多分５００歳くらい
一人称：わたし！
二人称：あなた！
口調：だ！　だよね！　かな！
特徴：元気いっぱい、善狐の金狐ちゃん！　……ただしまだ見習い。
設定：
　御食津神 天狐と同じ世界から召喚された旅人（ウォーカー）。元々の世界では『神様』としてあがめられた存在であり、天狐とはルーツを同じくするものである。
　年齢は本人曰く、『多分５００歳くらい！』。途中で数えるのを忘れてしまっていたため大雑把なくくりであるが、大きくずれているわけではないだろう。それでも数１０年の誤差はありそうだが……。

　５００歳は妖狐としては『若い』。人の感覚で測るなかれ、この位ではまだまだ修行の道半ば、信仰を集めるものとしても中途半端、精々道端の小さな社でお団子を備えられるのが関の山、くらいの神様である。とはいえ、そこは神様。周りの人間をちょっと幸せな気分にする、くらいのご利益はあり、道行くおじいちゃんおばあちゃんからはよくよく頭を撫でてもらっていた。おじいちゃんおばあちゃんっこである。
「村のおじいちゃんとおばあちゃん元気かなー。わたしが居なくなっても、みんなちゃんとニコニコしてるかな？」
　いい子である。

　妖怪上がりの神様という事で、天狐とは同僚……と言っても、天狐は文字通りの『天狐』、最上級の神様なので、頭の上がらない存在である。
「え、天狐様もこの世界に召喚されてたの！？　どど、どうしよう！　あった時にうっかり失礼とかないかな！？」
　とは本人談。天狐から見れば、自分の位からは下の下、木っ端と言ってもいい存在ではあるが、同郷のよしみ、それなりに仲良くしている（つもり）。

　年若いながら、妖力の在り方を示す尻尾の数は九。最大級の素質を持つ。その為、しっかりと年月と信仰を集めれば、相応に強大な神様になるくらいの才覚は、本来持ち合わせている。
　……のだが、若さも伴い、その性格は実にうっかり屋。元気なのが取り柄なのは良いが、ちょくちょく空回りなどして、失敗などもしている。

　混沌世界でも、元々善性の神様なので、世界の小さな事件を解決するために奮闘中。一応ローレットに所属しているが、まだまだ未熟という事もあり、手に負えない事件などがあったら、天狐たちに泣きついてくるかもしれない。その時は、まだ未熟な金狐の事を、優しく迎えてあげるのがいいだろう。