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PC分析表(ブランシュ=エルフレーム=リアルト) 胡狼蛙ve
登場人物一覧
・印象
童顔、あどけない笑顔、溌剌な言葉遣い。自らを指す時にブランシュ、と己の名前を使う事。何も知らない者ならば総じて『幼い女子』という印象を持つのは難しい事では無い筈だ。
しかし一度設定を覗けばそれだけでは無い事が早々に分かる。
エルフレームシステム。対魔種用決戦兵器と銘打たれた其れは、名の通りこの世界において対象を滅ぼす兵器として活躍する"予定"だったのだろう。
開発に開発を重ね、数々のモデルという礎の上にブランシュは誕生した。
順調に進めばここから彼女の物語は始まる筈であったが、最高傑作であった彼女は何らかの危険を孕んでいるとされ封印。目覚めた先は数年、数十年、はたまたもっと先か。現代にて呼び起こされて特異運命座標となり、今に至る。
言わばブランシュという存在は過去に全て置いてきた現代の迷い子なのだ。生みの親も、仲間も、己が礎としてきた同胞達も置いて今を生きなければならない。
そして其れを知らぬまま戦場に立つ。そう見ると、彼女を見る目も変わるというもの。
記憶が無く、何も背負っていないからこそ、無邪気な笑顔に重い影が映えるのだ。
反転を目の当たりにした彼女は何を感じたのか気になる所ではある。
・長所と分析
PLとしては長い坂を駆け上がっていく意気込みと、そしてそれを成功させる動き方をしているという印象を感じました。
このゲームを始めてまだ数ヶ月。その中でキャラクターの設定を固め、装備、ビルドを合わせ、ぐんぐんと己の進む道を邁進している様に見受けられます。
どれか摘んで遊びたいことを決めるというよりは、初期にこれと決めた物を先ずは極めんとする力強さは誰もが真似できるものでは無いと思います。
これだけ見ると己の道は己のみ! という感じがしてしまいますが、外部含め見ている限り、交流を深め、仲の良い人も出来て楽しそうだなと。
広く浅くというより、仲の良い人と遊んでいくのが楽しいのかなとも思いました。
・プレイスタイル
上記にも記したストロングスタイル。
複数キャラ、私が存じ上げているのはブランシュさんともう一方ですが、正反対の性格でRPも達者。
機動力を参照とした行動に合わせた『飛行』スキルから見られる機動飛行隊。
メタ要素。所謂与太をゲーム内に持ち込まない。設定に準じた言動を崩さない。
設定の細部名称等は決めつつも、その場や後の展開の為に、拡張性は残してある。
私が知らないだけで深く決めているのかもしれないが、臨機応変に対応するだけの余裕を持たせている。
・その他雑記
如何でしたでしょうか。
あくまで私の主観によるものですのでそこはご了承くださいませ。
幼い様相からの過去。本人が記憶が無く、なんとも思っていない? からこそ、外部のPLとしての私から見たら重いなぁとなる部分が多々ありました。
なんとなくなイメージでしかないのですが、俯瞰型でキャラクターを動かしていそうとも。
イラスト欄のシスター服が大変に良かったです。拝みました。
ブランシュさんの更なる可愛いイラストを座して待ちつつ、ここで筆を置かせて頂きます。ありがとうございました。
・おまけ『この分析表って誰が書いたんですよ?』
その一言に職員は割と本気で困ってしまった。
所謂舞台の外側であるここは、何処、何故、誰と問われても答えようが無いからである。
困り果てた挙句、とても偉い人です。と子供でも騙せるか微妙なラインで茶を濁した。
「そーなんすかー。イレギュラーズいっぱい居るのに皆に渡すのお疲れ様ですよ!」
労りの言葉に僅かな罪悪感を感じつつもありがとうございます。と頭を下げる。
マスターにミルクを頼んでカップを受け取り空いてる席へ着く。足をバタバタと振りながら鼻歌交じりに報告書を捲れば。
「迷い子ってブランシュは迷子なのですよ? 家からローレットまで迷った事もないですよ」
「メモリーの中、吹っ飛んじまってるのか、最初から何も無いのか、なんもわからねーですよ」
だから出来ることをするしか無い。
以前の己を識る時は出てくるのか、色々な人と繋がった
それは神のみぞ知る所なのだろう。