PC分析表（クラリーチェ）

登場人物一覧

属性傾向
秩序・中立
周辺事情や生育環境から秩序的な部分に重きを置くのは間違いない。
ここで言う中立とは『基本的には善良』というジャッジであり、言うまでも無く『どちらかと言えば善人』である。
但し彼女の友愛や善良さはシスターという立場には皮肉に『全ての存在に分け隔てなく当然のように与えられるもの』ではなかろう。
暴徒により家族を喪ったという来歴は幼少時の彼女の心を深く傷つけ、その人生に影を落とした事は想像に難くなく、一見して分かる信仰の徒としての姿に対するアンビバレンツのように『身内を害した敵に対しての憎悪』と『人生への諦念、怠惰』という棘が存在している。
要するに基本的には善良なシスターだが、闇が深い。
ねこだいすき。

性格分析
常に穏やかな笑みをたたえ、誰にでも柔らかく暖かい……とはプロフィール談である。
この表記は当然ながら原則的には正解であり、殆どの局面で激するような事は無く理知的で穏やかな幻想種らしい性格といって問題はないだろう。
特筆するべきは情緒の発達や摩耗が遅く、長きを生きるに向く幻想種らしからぬ『生き急ぎ』を持つ事である。これは属性傾向にも表記した過去の出来事が強く左右しており、幻想種がもっともっともっと先で獲得する筈だった『怠惰』と『諦念』を年若い個体にも関わらず既に有している。個人差はあるとはいえ齢軽く1000を超えるリュミエ・フル・フォーレですらあんなん。もっとずっと若い叡智の捕食者（105）ですらあんなんなのに、クラリーチェは齢21にして既に人生に『冷めている』節があるようだ。
とはいえ、実際の所『諦めきれている』かと言えば恐らくはそんな事は無い。
それは『大規模召喚をきっかけに外の世界を知ろうと決意。関係者を説得して今に至る』という記載からも明らかだ。
言い方は乱暴になるが、クラリーチェの道のりは一度壊れた心の再生の物語であろう。
おじさまだいすき。

強味
繊細にして実に味わいのあるキャラクターである。
だしの味が決め手の和食のようなものであり、ジャンク感溢れる分かり易い筋力（サク！　ジュワ！）は無いが妙味がある。
クラリーチェ自身はかなり綺麗目のキャラ設定ではあるのだが、中の人はそこそこ面白の為、意外と付き合いは良い。
コメディリリーフを担うようなタイプでは無いが、レンジは案外広くこれもまた魅力になろう。

弱味
自分から行くのがやはりあまり得意ではない。
とはいえ、彼女に限った話ではなく体感PBWのプレイヤーは七割～位は自分から行くのがそう得意ではない。
キャラ的にも引っ掻き回して巻き込むというタイプよりは巻き込まれるタイプなので、カウンター対応のレンジは広いが先手を打てるレンジは狭い。
永遠の課題（一般論）を書いたという事はそんなに極端な弱みは無いという事だ。
強いて言うなら中の人にやや繊細な所はあるかなあといった感。

備考
とらどんまい。

• PC分析表（クラリーチェ）完了
• GM名YAMIDEITEI
• 種別ＳＳ
• 納品日2022年04月07日
• ・クラリーチェ・カヴァッツァ（p3p000236）