SS詳細
『ドールマイスター』コウ(ROO版)
登場人物一覧
- アダムの関係者
→ イラスト
名前:コウ(ROO版)
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):28歳(外見年齢は十代なかば)
一人称:僕(ぼく)
二人称:君(きみ)
口調:だね、だよ、だよね?
特徴:痩せている、白い髪、垂れ目、モノクル
翡翠の森の国境線近く。霊樹イーピルエイメルの村落からやや離れたところに暮らす『人形師』。
ビスクドールを作る能力に優れ、彼の『愛らしき魔法』は排他的な翡翠民にもやや受け入れられている。
彼の作るドールはいざとなれば戦闘に用いることもできるが、主には『家の安全を祈願するお守り』として各家庭に置かれており、それが実際に機能することはごく稀。
つまりは、コウの魔法ではなくドールの愛らしさこそが翡翠民に受け入れられたということである。
様々な事件を経て現在のROO内では、『アダム』という友人を得て今も静かに暮らしている。
補修工事のすんだ赤煉瓦のアトリエでドールを作ったりメンテナンスをしたりという暮らしを続け、ときおりやってくる友とお茶をするのを楽しみにしているようだ。
また、事件を経て融和がもたらされたのかイーピルエイメルの村民から『親しき隣人』として扱われるようになり、その他の村落にも彼のドールは普及しつつあるという。
●過去
『現実』と異なり、この世界のコウは元々レジェンダリア伝承王国の産まれであった。
はるか昔から受け継がれた(ことになっていた)魔法を師より受け継ぎ、独り立ちをするために思い切って遠い国を目指した。
いっそ自分達が受け入れられていない環境に飛び込んでみれば、純粋にドールの腕だけを試せるのではと思い立ったようで拠点を翡翠に定めた。
翡翠にうつった当初はかなりの反発を受けていたが、ドールを黙々と作り続ける彼の姿やできあがった愛らしいドールに心打たれる形で次第に村落から受け入れられていく。
当時のコウは『余所者の作った魔法を余所者対策の防犯装置に使うのよ』といったひねくれた理由付けで購入されていたようで、そのひねくれかたが名残として今も残っている模様。