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SS詳細

『ズィルバー・ヘクセン』、リヒャルダ

登場人物一覧

メルランヌ・ヴィーライ(p3p009063)
翼より殺意を込めて
メルランヌ・ヴィーライの関係者
→ イラスト

名前:リヒャルダ・シュパーマー
種族:魔種・元人間種
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):不明(自称25歳。25歳から先を数えていないので、そこから歳をとっていないと主張する)
一人称:アタシ
二人称:アンタ
口調:~サ、~さね、~だろう?
特徴:老獪なる銀の魔女――注意・しつこく年齢を聞くと殴られる。
設定:
 いわゆる裏社会に精通していたエージェントの一人。特定の雇い主を持たず、あえて多くの陣営に与することで、多くの陣営の秘密の一端に関与し、「自分が死んだら連鎖的に多くの秘密が明らかになるぞ」という事実を脅し文句として、自身を政治的な暗殺から守り続けた、まさに女傑。
 同時に、社交界における淑女としての評判もあり、ついたあだ名はズィルバー・ダーメ……銀の淑女。ちなみに、裏社会での名がズィルバー・ヘクセン。銀の魔女である。

 そんな彼女がエージェントを止めたのは、メルランヌとの出会いによってである。当時、野生児として生きていたメルランヌと出会ったリヒャルダは、襲い掛かってきたメルランヌを取り合ずぶん殴って黙らせ、そのまま連れ帰った。
 そこから、メルランヌとの奇妙な生活が始まることになる。反抗するメルランヌをとりあえず殴ってしつけ、学を、作法を、礼法を身につけさせ、一人前の淑女とした。
 同時に、自身も得意とする詳細不明の格闘術、『麗式格闘術』をメルランヌに物理的に叩き込みながら教え、密偵としての基礎と心構えを身につけさせた。
 ――さながら、メルランヌを、自身の後継者として育てるように、リヒャルダは、己の持つすべてを、メルランヌへと伝え、愛し、育てた。

 ――二人に別離の時が訪れたのは、あるなんでもない朝。リヒャルダは突如、こう告げた。
「――アタシは世界の敵になった。メルランヌ、アンタはアタシをどうする?」
 と。
 おとぎ話の存在である魔種。当時のメルランヌはそんなことは信じられなかったが、しかしリヒャルダの本気は理解していた。
 メルランヌは、リヒャルダを止めるために戦いを挑み――コテンパンに殴られた。
 そのままリヒャルダは姿を消し、今は行方知れずのままである。

 リヒャルダが反転した理由は不明である。時折メルランヌは、或いはメルランヌを成長させるために、自らをメルランヌの敵としてのではないか……と思う事もある。
 その真意は何処にあれど。
 銀の魔女は、いずれメルランヌの前に現れるのだろう――。

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