PC分析表（正純）

登場人物一覧

属性傾向
中立・善
熱しにくく冷めにくい性質。
一見すると諦念に満ちており、誰かや何かに期待をするのを拒むような、本質的に自己ならぬ他者を信頼しきれないような強烈なブレーキを抱いている……が、その内心の奥底ではチロチロと火種が燃えている。
理知的で穏やかであり、善良であり、常識的であり、人格の価値観的には至極真っ当である。
しかしながら正純の場合は『唯一の例外を除いては』というアスタリスクの存在が否めない。
彼女が『真っ当』な範囲、彼女の『真っ当』な世界には自分自身が含まれていない。
正純は酷く空虚に場を俯瞰する観察者であり、彼女は他人を大切にする事は出来ても自分を大切にする意識に欠けている。
生育状況の悪さから来たであろう自己肯定感の欠乏が、彼女に『自分は愛されない者である』という勘違いを強く焼き付けているのだろうか？

性格分析
自分は愛さないが、他人に対しての情は極めて深い。
特にどうしようもない誰かの世話を焼く、自身が誰かの助けになるという部分にやや偏執的とも言える強い想いを抱いている。
正純がそうであるかは断定しかねるが、愛情飢餓で育った人間は『自分は誰かにとって有用でなければならない（そうでなければ存在していてはいけない）』という強迫観念に憑りつかれる事もあるようだ。誰かに必要とされない自分は不要である、という病的なロジックである。
人生において母性に包まれる事のなかった正純は結果的に恐ろしい程の母性を有している。
人生とは常に皮肉なものなのだ。

強味
ありとあらゆる情報や弄りを飲み込むブラックホール・タイプ。
浸透性が極めて高く、大抵の『フリ』を受け止めてそこに乗る事が出来る高い受容性を持っている。
丁寧なですます口調から繰り出される応答は一見して所謂『塩対応』を思わせるが、正純のそれは純粋な塩分ではない。
どういうフリが来たとしても平均値、中央値から大きく外れないお決まりの塩対応をする姿は一周回ってとてつもなく砂糖である。
フリに関わらず同じ塩が来るという事は、フリに関わらず概ね受け入れているという事でもあるからだ。

弱味
冷めにくい強味はあるが温まり難い。
キャラクター的に自分から動く事が得意では無く、引っ張り出すには何らかの『動機』が必要不可欠。
基本的には他人をてこにして動かしたい所。初動に他人の介添があった方が良いので多少の苦労がある。
また受容性、浸透度が高すぎる為、このタイプにありがちだが対処が大変。たまに困る事もあるだろう。
実はクリストみたいなやつがちょー相性がいい。（無理矢理引っ張り出して煽ってくれる為）

備考
実際の所、白妙蛍に似ている。
無限の母性。横浜ファンだぜ？