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朧皓月、其の美しき月鱗
登場人物一覧
名前:朧・皓月(ろう・こうげつ)
一人称:私
二人称:名前で呼び捨て/貴様(敵対時)
口調:だな、だろう、なのか?
特徴:鱗の肌、スタイル抜群、おおらか、ママみ
設定:
フリアノンに居を構える亜竜種の女性。年齢は不明。現在大人の姿をしているものが子どものころからいたというので、相当な年齢だと思われる。
非常に愛情深く、同族に対して慈悲深く、多少のおいたでは揺るがない。其れ故に最近入ってきた他種族には未だにやや警戒心が残るが、元々穏やかな性格なので、自ら喧嘩を仕掛けるようなことはしない。また、他種族であっても子ども(或いは子どもの外見をしたもの)に対しては母親のように慈愛をもって接する。愛情が深いのでちょっと過保護気味なところがある。
子どもを利用したり傷付けたりするものには一切の容赦なく武力を振るう。長柄武器の扱いと下半身を用いた格闘戦が得意。
上半身は美しく妖艶な女性の姿。下半身は蛇のようで一見恐ろしいが、話してみると非常に母性溢れる人格者だと判る。仲間を愛し、子を愛し、未来を思う人。暑がりなのでちょっと教育に悪い装いをしているのが玉に瑕。
過去に大恋愛をしたが破れ、其れ以来特定の愛する者は作っていない。愛する者に注ぐべき愛情を子どもたちに注いでいるところがある。相手が誰なのかは、誰も知らない。
本人は知らない事だが、彼女の美しい月色の鱗は子どもたちの間で迷子にならないお守りとして評判らしい。だが剥がしに行く事はしてはいけない。何故なら、子どもたちも彼女が痛む姿を見たくないからである。自然に落ちた鱗が地に落ちる前に取れたら、お守りとして持ってて良いというルールがひっそりと語り継がれている。
子どもたちからは「月おねえちゃん」と呼ばれている。おばちゃんと呼んで拳骨を喰らった子がいるとか、いないとか。
「子どもか。どうした? 迷子なら案内をしてやろう」
「腹は減っているか? 私の家に……何だ其の目は。特に取って喰ったりはせぬ」
「貴様、子を傷付けたな? すなわち私の逆鱗に触れたという事。生きて此処を抜けられると思うな……!」