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SS詳細

『不定の男』

登場人物一覧

リコリス・ウォルハント・ローア(p3p009236)
花でいっぱいの
リコリス・ウォルハント・ローアの関係者
→ イラスト

名前:『不定の男』
種族:旅人
性別:男性?
年齢:不明
一人称:私、僕、自分などなど(気分によって色々)
二人称:君、貴方などなど(気分によって色々)
口調:だ、だろう、だよね?(気分によって色々)
特徴:退屈嫌い・トリックスター・「可愛いね」
設定:
 礼儀正しくも無礼。
 秩序であり混沌、神出鬼没、好奇心の化物。
 口を開けば皮肉とブラックユーモア、退屈嫌い――自称、生命の味方。

 それらは彼を構成する一要素。どこまでが本気か誰も分からない。

 元々は生命体の存在する星の生成・管理を司っていた存在――だが。管理すべき生命体に対してのデリカシーは特になく、安寧よりも変化を好み、故に混沌とした闇の中に放り込む事も好む……つまりは宇宙規模のクソ野郎なんだなこれがッ!
 あらゆる物事を俯瞰し、生命の競り合いを見物するのもクソ趣味の一つ。
 時に物理法則を捻じ曲げ、蓄積されるべきはずの力や知恵を段階すっ飛ばして与え、その後の様子を眺める事など幾度行って来たか。混沌世界へ召喚されてからはそういった数多の力を失っている……のだが、性格に関しては一切変わっていない。

 むしろ今までの己の物理法則が一切通じない混沌世界を大いに楽しんでいる程だ。
 特に――未だ解明されていない反転事象の研究には熱を入れている。
 ……その為に必要なのは何か?
 『反転』が行われる環境だ。
 かの事象を見定めるにはその瞬間を記録せねばならぬ。
 ああ故に小石を投じよう。あちらへ一つ。こちらへ一つ。
 幻想、ラサ、海洋、天義、その他色々。
 いずれか一つでも波打てば大したものだと。
 ……彼は水面に小石を投じて、その波模様を楽しむ事が出来る人物だ。
 死ぬ程はた迷惑な事として、その水面が時折『世界』であるが。

「うん――それが如何したかな? 些細だよね?」

 また。イレギュラーズの中ではリコリスの事を異様に可愛がっている。
 ――ただしそれは彼基準。
「生命は苦境に立たせてこそ進化するものだよ」――という思考の下に野に放っており、彼女の前には現れず一方的に監視して愛でている。彼女が苦境に立ち、或いはなんらかの決断をする度に彼は喜んでいるであろう――クソ野郎だね。
 なお。以前にリコリスになんらかの『手術』を行っている様だ……?

おまけSS『『■■■■』』

 彼の名は『不定の男』である。
 実際には別の名があるのだが、混沌で口にされた彼の本名はホワイトノイズとなり、記された本名は黒塗りとなる特異性質ギフトを持つ。
 故に彼は己を『不定の男』と名乗るのだ。
 ……彼はどこまでも彼のままで在り続ける。
 生命の変質こそ、この世が迎え続けるべき至高の一端。

 安定、安寧。そんなモノの何処に栄えある未来があるのかね?
 さぁ歩むんだ。君達が歩むその姿を祝福しよう。
 どれ程の困難が。どれ程の闇が。君達の眼前に待ち受けていようとも。
 君達には素晴らしい輝きが――秘められているのだから。
 愛しい生命達。この世に生れ落ちた可能性達よ……

 ああ。
 ――君、可愛いね。

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