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小さく鳴るは悔恨の

登場人物一覧

メイメイ・ルー(p3p004460)
祈りの守護者
メイメイ・ルーの関係者
→ イラスト

名前:カシュ・ウル
種族:ブルーブラッド
性別:男性
外見年齢:10代後半
一人称:僕
二人称:呼び捨て、キミ
口調:だ、だよ、だろうね、~かい?
特徴:薄翠の瞳、小さな山羊角、もふもふ
設定:
 幻想王国の片隅、鉄帝と隣接した北部の山岳地帯を移動する流浪の民。
 集落を築き、険しい季節を乗り越えるために移動をして帰り着く――メイメイの生まれた村の村長の子がカシュ・ウルである。
 幼い頃から民達を導く為にと両親から学び、賢く物知り。まだまだ年若いが村人からの信も厚く、次期村長は確定している青年である。
 本人曰くはまだ成長期ではあるが背が小さく、幼く見えがちであるのがコンプレックス。
 同じく小柄な幼なじみのメイメイの頭をぽすりと叩いては「小さい」と揶揄うことも多い。幼なじみであるが故に遠慮も無く「駄メイメイ」と揶揄うことも。
 だが、それも村の一員である彼女を大切にしているが故なのだ。

 カシュはギフトを得ている。その名も『またたきの夢見』と言い、彼の意志に関係なく発動する。
 眠っている最中に発動するこのギフトは精巧ではないが予知夢のようなものである。刹那のひときわ、ただの一瞬を切り取ったように夢を見る。
 だが、それは詳細情報を知る事が出来るわけではなくあくまでも予感や断片的な情報を得られるのみである。
 このギフトでカシュが得たのは『なんだかいやなもの』が村の近くに現れること。そして、メイメイがそれに関わっている可能性があること。
 ――夢で、何かの黒き影が村に迫ってくる。それから逃れるように走り去る小さな仔羊は彼の幼なじみで間違いが無いだろう。
 その危険から彼女を遠ざけるために『啓示がおりた』『村の掟だ』とメイメイを村から追い出し、戻ることも近付くことも禁じた。
 メイメイの家族にも大雑把な説明をしており、村人達はメイメイ・ルーを護り助けるために、彼女を村から追い出したのだ。
 ……だが、メイメイはその説明を受けてはいない。突然、仲の良かった幼なじみに村から追い出され戻る事を禁じられて故郷を喪ったのだ。

『村の外に出て旅をしなさい』――その啓示を受けたメイメイが空中神殿へと召喚されたことをカシュは知らない。
 村より追い出した幼なじみが元気に生きていることを願い、彼は今日も村を護る為に日々を過ごしている。

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