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vorpalの日記とユーフォニー
登場人物一覧
名前:ユーフォニー
一人称:私
二人称:~さん
年齢:外見年齢10代後半~20代前半
口調:です、ます、ですか?
特徴:海を思わせる色の瞳、毛先がくるくるの猫っ毛
設定:
1、亭午の天体遊戯に抱かれるような感覚世界
『みえない波紋、さわれない何か
いつも、いつでも 世界は震えて踊ってる』
きっとこれが、私の鍵――『feel of colour』。
世界はまるで万華鏡。
「揺蕩う風に揺籃と寝息の音が溢れてる。この時間を人は靜かと呼ぶのでしょう」
音の波が寄せては返すこの世界は生命活力満ち満ちて常に在る――ユーフォニーが春の野花と戯れる時も、夏海に燥ぐ時も、秋の実りに歓ぶ時も、冬の星天に祈る時も、誰かと一緒にいる時も独りの時も。
文字の色、文章の世界。
ユーフォニーは文字に色を感じる。それは優れた音感から派生した感覚かも知れない。廻、回、周、1、一、壱、りんご、苹果、林檎、アップル。海、シー、オーシャン、マーレ。それは生命の個性にも似ていた。文字が並ぶ紙面は、常人にとっては意味を読むものだが、彼女には「並ぶ形や色が織り成す世界」である。
――「それは、世界。私だけの世界」
2、論理空間と少女の日記
『vorpalの日記』
『真新しく真っ白なノートのような私がいました。
そこから、私が始まりました』
ユーフォニーには記憶がない。気が付いた時には「私」がいた。
当たり前のように無数の音と色に抱かれて、ずっと前からこうだったと識っている感覚を捉えて、自己の存在を自覚した。
「私が生まれた日」
小さな子どもがクレヨンやパステルで伸び伸びと自由な絵を楽しむように、日々はワクワクして、新鮮で、楽しい。表情は明るく、前向きで、依頼には功績を上げるためという目的ではなく、困っている人を助けるため、未知との出会いを楽しむためという目的で参加する。
「私が消える日」
『自己認識と同時に生じたのは自己消失の予感でした』。
「生まれた者はどんな者でもいつか必ず死ぬ」それは、当たり前の現実。過去記憶のない身には、何処か不確かで不可解で不思議な現在進行形の人生。突然真っ白な記憶で「生まれた」彼女は、何時突然「消える」か解らないと思っている。始まりが突然だったから、終焉も突然なのかもしれない。
だから彼女は時を誠実に大切に過ごす。想いを丁寧に紐解いて、未知を楽しむ。
「私、だいすきなんです。この世界も、出会うひとたちも、みんな」
おまけSS『♪ユーフォニーの付箋メモฅ^•ω•^ฅ』
『♪ ♪ ♪』
『バッグチャームの可愛い子、ハチワレにゃんこ』
『髪飾り、召喚前から大切にしていた気がする』
『ミーちゃん、クーちゃんは冒険で出会ったドラネコさん』
『ミーちゃんに私の髪飾りにそっくりな首輪をプレゼントしたよ』
『恋をするってどんな感じなんだろう。いつかそんな人に出会えるかな?』
『お酒よりはジュース、かな』
『明日のおてんき、当ててみたい♪』
『チョコミント、好き!』
『わすれないで』
『ฅ^•ω•^ฅ』にゃんっ