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ルシェのたいせつな、エリオット

登場人物一覧

キルシェ=キルシュ(p3p009805)
光の聖女
キルシェ=キルシュの関係者
→ イラスト

名前:エリオット=アクセルフォード
種族:人間種
性別:男
年齢:19(キルシェより9年上)
一人称:俺
二人称:貴方、親しい人は呼び捨て
口調:~なのか、~だ、だろう
特徴:真面目、お人よし

 幼いころに、実の家族を魔物の手により奪われた少年は、新たな家族の下で健やかに育っていた。養父から魔法を。養母から剣を受け継いだその少年は、二つの愛を大切なものを護るために活かす力を得た。魔法剣士としての、少年……エリオットの誕生であった。
 エリオットは、その才を如何なき発揮し、戦い続けた。愛するものを護るため。これ以上、魔物の犠牲となるものをふやさないため。
 義理の両親は、エリオットに惜しみない愛情を与えていた。だが、その事実は、彼らの実の子……義兄にして兄弟子であるミゼルの嫉妬と不安を買う事となる。
 ミゼルとエリオット、二人の仲は決して悪くはなかった。こびりついた不信と不安は、両親がエリオットに笑顔を向けるたびに強くなり、そしてそのわずかな綻びに、魔種の呼び声はしみこんでしまったのである……。

 反転し、魔種とかしたミゼルは、その嫉妬と敵意を、自分を一番に愛してくれない両親へと向けた。異変に気付き家へと戻ったエリオットが見た者は、両親を殺し、そして自らに刃を向ける家族、兄、ミゼルの姿だった。
 ミゼルはエリオットを嘲笑すると、彼の力のなさをなじって姿を消した。深い絶望に襲われたエリオットは、ミゼルを、そして彼を反転させたと思われる魔種を探し、旅に出ることとなる。

 時は流れ、場所は変わり。深緑の森林迷宮にて、ミゼルと対峙したエリオットは、その圧倒的な力を前に敗北を喫する。そのまま死を待つ彼を助けたのが、キルシェだった。
 ……だが、事態はここから捻じ曲がることとなる。キルシェは、なぜかエリオットを弟と呼んだのである。
 その時のキルシェは実に不安定であり、いなくなった実の弟、ツィトローネを探し、森をさまよっていた。壊れる寸前だったキルシェの心は、森で見つけたエリオットを自分の弟だと思い込むことで、ようやくの均衡を保てたのである。
 それを知ったエリオットは、キルシェの弟を演じることにした。心優しい彼に、目の前で壊れそうなガラスの心を打ち砕くことはできなかったのだ。

 今も彼は、キルシェの弟、エリオットとして生活している。温和で丁寧な性格はもとより変わらないが、特にキルシェに関しては非常に過保護である。

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