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晶窟を照らす
登場人物一覧
- ネーヴェの関係者
→ イラスト
名前:晶・蒼良(しょう・そうら)
種族:亜竜種
性別:男
年齢:13歳
一人称:ぼく
二人称:きみ
口調:だ、だよ、だよね
特徴:亜竜集落『ウェスタ』の住民、竜覇(氷)
設定:
亜竜集落『ウェスタ』に住まう少年。近郊に存在する晶窟『プーロセル』の管理を行っている家系に生まれた。
プーロセルの鉱石の一つ、オーライト・クリスタルは薄く光り輝き洞窟暮らしを行う事の多い亜竜種達は光源として使用することが多い。
様々な鉱石を得ることの出来る晶窟『プーロセル』は晶家にとって宝であり、最も護るべき存在であると認識されている。
蒼良は幼い頃から、晶窟『プーロセル』に親しみ、愛すべき存在としてその地を認識してきた。
まだ幼い彼は亜竜種達が生活に使用する鉱石が無法者に荒らされぬようにと晶窟の守人として両親と共に働いている。
ぼんやりと眠たげな雰囲気で、多くは語らないが自身の家の使命に対しては忠実である。
彼を知る者達に言わせれば年齢を考えれば非常に落ち着いた少年であるらしい。
晶窟を護る為に護身術を身に付け、魔術師のように戦う事に長けているそうだ。
だが、基本は周辺環境を傷つけたくはないと彼の本来の実力を見たことある者は少ないという。
蒼良がイレギュラーズに何か頼み事をするならば、晶窟の鉱石を食い荒らしにやってきた鉱石虫やモンスターの退治だろう。
「ぼくは、まだ一人前じゃないからね。だから、きみたちに頼みたいんだ」
彼は自身が未だ未だ発展途上であり守人としても半人前であると認識している。
驕る事は大切な晶窟『プーロセル』を傷つけることに繋がると知っている。故に、大切な晶窟を護る為に必要とあればイレギュラーズ達に頼ることもあるだろう。
生活の大半を晶窟で過しているため、鉱物の扱いに対しては長けている。
ちょっとしたアクセサリーや武器への加工なども得意としているが、大切な自然の恵みを分け与えるのは心を許したものだけだという。
「きみたちに、加護がありますように――」
何時の日か、彼がその大切な鉱石をイレギュラーズに渡す日が来るだろう。
旅の安寧を願う為に彼が作ったアクセサリーは暗闇でも淡く光り輝き道を示す筈なのだから――