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クーニアックの夜
登場人物一覧
- 越智内 定の関係者
→ イラスト
名前:千石・夜迷(せんごく・よめい)
種族:旅人(両親が旅人だった)
性別:女
年齢:17
一人称:あたし
二人称:キミ
口調:だ、だよ、だよね
特徴:カフェローレットアルバイト、希望ヶ浜学園高等部所属、『掃除屋』
設定:
再現性東京202X街・希望ヶ浜に住まう少女。希望ヶ浜学園高等部に所属するカフェ・ローレットのアルバイター。
カフェ・ローレットの同僚である夜妖の専門家、音呂木ひよのとは仲が良く、希望ヶ浜学園では様々な部活動に顔を出す助っ人女子。
運動は好きだが特定の部活動に所属しないのはアルバイトが理由である。
年齢よりも大人びた容姿を持ち、長い睫に縁取られた澄んだ瞳が綺麗な女の子としてクラスで男子に噂される。……が、本人は気にはしていない。
見た目は大人びてクールな雰囲気ではあるが、本人は茶目っ気が強く悪戯っ子のようによく笑う。
そのギャップや美貌から常連客も多く居るが本人は売り上げが上がり夜妖の情報が手に入れば良いとして来店客達と接しているようだ。
「これ、ウチの店いつも来てくれるからオマケ。……え? コーヒークリームはオマケにならない? ふふ、別に良いじゃん」
「じゃあ、キミは何が良いのさ? 教えて。こっそり、さ」
イレギュラーズにとっては協力者の一人であり、夜妖の痕跡を消す『掃除屋』である。
掃除の方法を聞けども企業秘密だと揶揄い教えることはない。女の子には秘密が必要なのだと微笑む彼女はいとも容易く煙に巻く。
夜妖とは因縁浅からぬ関係性。本人は余り多くは語らないが親類の中に夜妖憑きが居た、夜妖に殺された者が居た等と同僚達の中でも噂される。
カフェでのアルバイト中や学園で出会えば明るく可愛らしい少女だが、『夜』に出会うとそのかんばせは怪しい美貌を放つ。
「キミ達、今からあたしと一緒に来てくれないかな? 大丈夫、悪者退治だよ」
彼女は『人の命を奪う夜妖』を許すことはない。それは個人的な主義だが、正義の味方と呼ぶべき所業なのだろう。
ひよの等からそうした依頼を耳にすると掃除屋ながらイレギュラーズへと申し入れることもある。
同行し、夜妖の痕跡を一つ残さず消し去る為に。過去に目にした凄惨な事件を二度とは起こさぬ為に、彼女は夜妖達へとその命の終を告げるのだ。
それが全ての救いであると信じているから――