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『葛刃九席』柳生 達郎

登場人物一覧

冬越 弾正(p3p007105)
終音
冬越 弾正の関係者
→ イラスト

名前:『葛刃九席(くずはのきゅうせき)』柳生 達郎(きりゅう たつろう)
種族:音の因子を持つ精霊種
性別:男
外見年齢:20
一人称:某(それがし)
二人称:貴殿、
口調:~でござる、~でございまする
特徴:黒髪黒目、青い電波状の光輪と同色光の楔羽6本。

設定:
 秋永一族の庶流の青年。精霊種としての音に関する基礎能力は低いが、刀剣の才あり。刀の扱いに長けた近接戦闘部隊『葛刃』の第九席。愛刀は「削丸」(そぎまる)。
 他者に礼儀正しく、謙虚な気質。一族の格付け的には「白者優れて勝る黒無し」と言われ、生まれながらに格下とされていた。他者の感情を敏感に察する特質があるが、本人は隠して鈍感を装っている。戦闘時は能く感情を読み、俊敏に立ち回り、繊細多様な技を叩き込む駆け引き巧者。
 好きな食べ物は辛い物、苦手な食べ物は甘い物。しかし、他者には逆を語っている。また、酒が弱いと言って滅多に飲まないが、実はかなり強い。

久秀・長頼との関係:
 幼き頃は「濁った音の因子」「ノイズだらけの子」と冷遇されし久秀には親近感や仲間意識を、長頼の綺麗な音や優秀ぶりには憧憬と軽い嫉妬を覚えていた。調子乗りなムードメーカーだった久秀が時折立てた爆発音(悪戯)には驚きながらも実は惹かれていたし、周りに自分を見てもらおうと努力している事を理解していた。長頼が久秀を庇うのを見て安堵し救われた思いを抱いていた。達郎自身は立場が弱く、久秀や長頼に何もできなかった。軈て久秀が一族を離れてしまうと、達郎は強い悔恨を感じた。己は見ているだけで、何もしようとしなかった、と。
 兄が出て行き悔やみ哀しむ長頼には共感し、一族の意識改革を目指すと言われれば一も二もなく賛同した。長頼が達郎の黒を愛で、寵愛する気配を見せれば、久秀の代わりに似た黒に情けを懸けているに過ぎぬと弁え自制しつつも嬉しく、特別な忠誠心と愛情を心の内に育て、シュプレヒコールに唆された長頼が「兄のために自分は悪役として散ろうと考えている」と打ち明ければシュプレヒコールを憎みつつも「ならば某も悪と成りお供致しまする」と共に堕ちた。

秋永一族:
音の因子の精霊種一族。元は深緑に郷があったが、豊穣に移住した。「白く洗練された姿で生まれるほど、クリアで混じりけの無い音の因子である」という価値観を持っている。若い世代は新天地で変革の気運を高めているが、古い考えからの脱却が難しい古参も多い。

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