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麗・厘楼の肖像

登場人物一覧

エル・エ・ルーエ(p3p008216)
小さな願い
エル・エ・ルーエの関係者
→ イラスト

名前:麗・厘楼(れい・りんろう)
種族:亜竜種
性別:女性
年齢:22歳
一人称:私
二人称:貴方
口調:~よ ~ね ~だわ ~ちがうの?
特徴:プラチナブロンド 藍色の鹿のような角 両手を覆う鱗 長い尻尾 豊満 優しい
設定:

「蜜はいかが? 花の蜜はいかが? とろりとろとろあなたを眠りに誘う花の蜜はいかが?」

 デザストル出身の亜竜種の娘。特技は薬草学。自然に親しみ、自然の恵みに詳しい。その含蓄から「花の魔女」と称されることがある。
 二つ名のとおり、自宅の周りは花でいっぱい。部屋の中も貴重な花々で埋め尽くされており、さながら温室のようだ。彼女の傍らに入れば四季折々の花を見ることができるだろう。毎朝彼女は自分で選んだ花で自分を飾り付ける。これはおしゃれが大好きな乙女心を満たすためでもあり、同時に商売をする時、売り物や見本にするためでもある。
 花の蜜に薬草を漬けてつくる彼女の薬は、飲んで甘く、滋養強壮や体力回復などに役立ち、周囲では重宝されている。また、交易品として糸や布、ビーズなどと交換することも。服はすべてお手製であり、自分の魅力を最大限に引き出す方法を心得ている。

 じつは自分の容姿に自信がない。おしゃれも裁縫もそんな自分をごまかすために行っている。特に両手を覆う鱗は内心忌み嫌っており、そのせいか他人の手へ並々ならぬ関心を抱くことがある。特にエルの細く白い手をうらやましく思っており、よく自分の手と見比べては肩を落としている。とはいえエルのことは妹のように考えており、大切にしたいとも感じている。どこか不安定なエルに母性本能をくすぐられるらしく、エルのためなら体を張ることもいとわないだろう。
 角や尻尾の方もできれば隠してしまいたいらしい。だがそれがなかなかできないので花で飾ってごまかしている。すこしでも美しく有りたいと願うのは乙女の常なのだ。明るい笑顔の裏で、彼女はいじらしいまでの努力を積み重ねている。

 最近のご執心は紅茶。これに自分特製の蜜のシロップを入れて飲むのが流行り。
 もともとアウトドア気質なのが相まって、新しい茶葉のためならどこにでも出かける。お気に入りは幻想産の茶葉各種。しかしあまりに家をあけると、花の世話ができなくなってしまうため、ローレットへ依頼を出すことが多くなった。

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