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ゆりかご
登場人物一覧
- 笹木 花丸の関係者
→ イラスト
名前:棕梠(しゅろ)
種族:亜竜種
性別:女性
外見年齢:14
一人称:わたし
二人称:あなた
口調:ね、だわ、だよね
特徴:亜竜集落ウェスタ出身、水の属性を有する、万年おねむ
設定:
覇竜領域デザストルに存在する亜竜集落ウェスタで生まれ育った少女。
実年齢は定かではないが外見は14才程度の少女。
曰く、ウェスタにも一昔前から居たともされるが真偽の程は分からない。
常に眠たげにしており、地下の日の当たらぬウェスタでも『お昼寝スポット』をぼんやりと探し歩くことが多い。
余り多くを語らない彼女は平穏を望み、優雅な昼寝こそが至上のものであると認識しているようである。
「……ん、皆でお昼寝しましょ……あのね、あっちの泉は空から光が射して、気持ちいいのよ」
「折角のお昼寝日和なのに……お邪魔虫モンスターがいるみたいなの。あれ、追っ払って欲しいわ」
基本は戦う事などは余り好まず、のんびりとしている事を求めるが『お昼寝』を害されることを何より嫌うためにそうしたシチュエーションでは好戦的になる。
早く昼寝をするためだと協力を求めれば彼女は一生懸命に共闘してくれるだろう。
その戦闘は基本は魔術師タイプであり、水を手繰り操ることに長けている。
戦闘は疲弊するためあまり乗り気ではないが、それがより良き睡眠に繋がるのであれば棕梠は努力を惜しまない。
彼女に関しては他集落の里長達からも「のんびりしているから、何年生きたか覚えていないのだろう」と囁かれる程である。
それなりに長命である事から、ウェスタでは一定の発言権を有している。彼女が望むのは平穏と変化なき日々である。
イレギュラーズがデザストルに踏み入れるという連絡がフリアノンから来た際には「昼寝が出来ないのでは?」と愕然としたらしいが……。
イレギュラーズが彼女の安寧(お昼寝)を守ってくれるのならば全然問題は無かったのである。
お昼寝スポットに入り込んできたお邪魔モンスターの撃破などを行えば彼女の好感度……失礼、信頼は登っていくことだろう。
「眠くなっちゃった……」
口癖のように呟けば暫くは目覚めないが、危険を察知した時だけ機敏に動き、眠りを妨げた存在が何であるかを第六感で検知する。
ある意味、野性的な亜竜種なのである……。