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楽舞のシェリラ
登場人物一覧
- Я・E・Dの関係者
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名前:シェリラ
種族:亜竜種
性別:女
年齢:28歳
一人称:あたし(公演時はわたくし)
二人称:あんた(公演時はあなた様)
口調:ね、だわ、だわね(公演時は敬語を使用)
特徴:亜竜集落『フリアノン』出身、楽団『トゥレリア』座長
設定:
覇竜領域デザストルに存在する亜竜集落フリアノン出身の亜竜種の女性。フリアノンでの祭事や『隠れ里』での式典で活躍する楽団『トゥレリア』の座長。
嘗てはフリアノンの為に歌を歌ったとされる伝説を持つ竜種『トゥレリア』の名を冠した楽団はフリアノンの文化の中ではなくてもならないものである。
トゥレリアと呼ばれた雌竜(そうであったと伝わっている)は美しい赤き鱗を有していたとされ、楽団に所属するものは赤い衣服を身にまとう。
シェリラはトゥレリアの座長であった父と踊り子であった母に育てられた奏士であった。
両親は『弔い歌』を集落外で死んだ同法に捧ぐ為の旅路で不幸な事故により命を落とした。父亡き後に楽団を継いでからは積極的に同胞との交流を行っている。
本人の気質は快活で明るい『おねえさん』である。と、言えども女一人でトゥレリアを守っている事もあり、距離感はそれなりに感じるだろう。
おばさんと呼ぶと途端に苛立ったような反応をするのは致し方ないのだ。自身の属性などは口にしたくはない様子であり「奏士は音で語るんだよ」とそっぽを向くことも多い。
気難しいわけではなく、自信が心を開くということは『トゥレリア』を危険にさらす可能性があるとも考えているようである。
シェリラがイレギュラーズに頼みごとをするならば使用する楽器の弦に加工する植物の採取や傷ついたモンスターの弔い歌を捧ぐと言った内容であろう。
古きフリアノンには死者には弔い歌を捧ぐという伝統があったらしい。今になれば、それも廃れては来ているがトゥレリアの座長としてその伝統は守りたいのだろう。
「あたしは、『響竜』トゥレリアのようにフリアノン様に音楽を捧げる素晴らしい存在になりたいのさ。
あんたらも協力してくれる? なら、特等席に招待しなくっちゃならないだわね!」
何時か、かつてのトゥレリアとフリアノンの様に、竜種へと音楽を捧ぐ日が来るように――
彼女は日々を重ね、努力をし続けるのだ。