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『冥王』の系譜
登場人物一覧
- マリア・レイシスの関係者
→ イラスト
名前:『冥王』ハデス・ジ・アバター
種族:旅人
性別:男性?
年齢(或いは外見年齢):
一人称:私
二人称:名前(知らなければ『我が子』『異界の子』)
口調:~だ、~だぞ? ~だろう?
設定:
『冥王』ハデス。
神格であった彼は彼本体……ではなく。分霊とも言うべき人格や能力を有する一部が召喚された模様。
混沌の世界法則により遺憾ながら力も自らが宿していた『権能』も大きく弱体化・制限されている――本来は死者の魂を生前の姿に物質化して使役する能力と異界の門を開いての転移及び神獣の召喚能力を持っていた様だ。しかしそれでも彼自身の魂に衰えは見えず急速に力を取り戻している。真なる全力戦闘時――神罰執行時には異なる姿をも持っている……
更には取り戻しつつある力にて自らの眷属である亜神達『十三の災厄(ディザスター)』を創造。
敢えてマリアのいる鉄帝に秘密結社『冥府(タルタロス)』を結成している――が、十三の災厄の一部はハデスが部下に甘いこともあり余りやる気はない。全員が破壊・殺戮衝動を失ってもいる為、異世界を満喫しつつ人類にちょっかいをかけようと暗躍している様だ……
……さて。そんなハデスであるが、実の所彼は知性体達が愛おしくて仕方がない。
元々は創造神と共にマリアの世界を作った破壊の神々の一柱。
破壊神であるが故に心から愛するものや破壊したくないものを含め、あらゆるものを破壊せざるを得ない性質を持つ。
『愛しながらも壊さざるを得ない』
――或いはソレこそが彼にとっての愛のカタチなのであろうか。
基本的に神々は悪も正義でもなく中庸であるが、愛する創造物達が気兼ねなく自分達を滅ぼせるように凄まじく悪ぶった態度を取る破壊神がほとんど。ハデスも当然言動も行動も敢えて悪そうに振る舞う。(※なお人類側にはバレバレ)
ややこしい状況に首を突っ込んでさらにややこしくするのが大好きな傍迷惑な神。
その性質はきっと混沌でも同じ事であろう。
そも『冥府』の目的自体が彼の、知性体を愛し、その生き様を観察し、果てには鍛え上げる事にあるのだから――
なお知った顔であるマリアの現状を見てめちゃくちゃ笑っている。会えばまずおちょくる事だろう。
――よもや彼女があのような顔を見せようとは。
……良き出会いがあったのだな。
……なお。現在姉であるエウラリアの魂を引き連れている。
その事をマリアが知っているかは――はたして――
- 『冥王』の系譜完了
- GM名茶零四
- 種別設定委託
- 納品日2022年01月10日
- ・マリア・レイシス(p3p006685)
・マリア・レイシスの関係者
※ おまけSS『ゲホッ! ゴホッ!! あれがマリアか、はは、はははは――!!』付き
おまけSS『ゲホッ! ゴホッ!! あれがマリアか、はは、はははは――!!』
「おい! お前達! 見たか! あれがあのマリア・レイシスだぞ!
ははは! なんてザマだ! 最高だ!
あっちに居た頃より余程生き生きしている!」
――『冥王』は笑い転げる。どこまでもどこまでも。
アレがマリアか? アレがマリア・レイシスなのか――?
あの堅苦しく、強靭にして強固。しかしどこか触れれば壊れそうであった筈の彼女であるのか――?
今や柔和な顔を浮かべ、他者と過ごしているあの有り様……
「はは、ははははは! げほっ、ごほっ!! いかん、笑いすぎて喉が……!!
く、ははは、ははは!! ――あぁ、よし。良いモノを見た。
今日は帰るか! いい酒が飲めそうではないか――なぁ■■■■■!」
とても良い者といるのであろうと『冥王』は思考を抱けば。
彼は背後にいる――とある存在へと声を掛ける。
それは一つの魂魄。一つの存在。
――エウラリア・レイシス。
疾風雷帝と呼ばれた、忘れがたき存在……