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【首輪の踊魔】サキ

登場人物一覧

美咲・マクスウェル(p3p005192)
玻璃の瞳
美咲・マクスウェルの関係者
→ イラスト

名前:【首輪の踊魔】サキ
種族:旅人ウォーカー・不明
性別:不明
年齢(或いは外見年齢):20代
一人称:自分の名前(サキ)
二人称:おまえ
口調:だ、だろう、だな、等の断定口調
特徴:顔を半ば覆う覆面同然の眼帯、首輪等の拘束具的な衣装
設定:

 美咲が召喚前の出身世界で有していた『虹色の瞳』。その強力な力を封じるために装着していた、【13の拘束具】の一つであるチョーカーに封じられていた存在。
 美咲の虹色の瞳を封じるためには、各種拘束具に【力ある存在】を封じ、契約の下に抑止力とする必要がある。その【力ある存在】の一つがサキである。サキが、元の世界では一体何の種族であったのかは不明である。踊魔、の名の通りに、何らかの神秘的存在であることは示唆されているものの、サキが何なのであるのかは、美咲ですら知らない事だ。
 そして自分がなんであるかなども、サキにとっては意味のある事ではない。サキとは、すなわちサキである。例えば家族のような存在とか、仲間のような存在がいるわけではない。サキはただただ自由であり、あるがままであった。そんなサキにとって、拘束の契約もまた、一時の気まぐれにしか過ぎなかった。

 美咲が混沌世界に召喚されたときに、美咲の魔眼はその力のを消滅同然に減衰することとなる。その結果、力を抑えるという【抑止契約】すらも消失し、13の拘束具に封ぜられたもの達は解放されることとなる。その結果、まるで美咲の後を追うかのように混沌世界に、ヒトの姿を取ってそれらは現れた。サキもまた、その内の一つだ。
 混沌世界に降り立ったサキは、久方ぶりの自由を、気ままに満喫することとした。自由を得たサキが始めたことは、「声の収集」であった。

 チョーカーという、最も声が生まれる場所に近い部位にて抑止の封印となっていたサキにとっては、世界の情報を得る手段とは、すなわち美咲の声であった。
 世界を彩るのは、美咲の声。唯一の情報はやがてサキにとって、声とは興味の対象となっていく。
「良い声だ。サキは気に入った。だが、少し物足りない」
 混沌世界を巡り、様々な声を蒐集したサキは、やがて原初の声を――美咲の声を奪う事を、目的として動き始めた。
「美咲の声こそが、サキにとっては最も美しい声なのだ」
 混沌世界を放浪するサキは、いつか美咲の前に姿を現すのかもしれない。
 その時、何が起こるかは――今は未だ、誰にもわからない。

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