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SS詳細

La Sylphide

登場人物一覧

リースリット・エウリア・F=フィッツバルディ(p3p001984)
紅炎の勇者
リースリット・エウリア・F=フィッツバルディの関係者
→ イラスト

名前:『風詠み』アスティア・シルフィウス
種族:幻想種
性別:女性
年齢:unknown
一人称:私
二人称:あなた、~様
口調:です、ます、ですか?
特徴:優しい、クール、お茶好き、浮世離れ、強情
設定:
 アルティオ・エルム生まれの幻想種であり『風詠み』の二つ名を持つ精霊士。
 代々、風の精霊に愛されるシルフィウス家に生まれたアスティアは例に漏れず精霊士となった。

 シルフィス家は各地の精霊達の声を聞く『巡礼の旅』を行う一族である。
 精霊達と対話し、ファルカウの巫女へと告げる『宣告の一族』と言う呼び名を有している。
 精霊士として認められた日に故郷ファルカウを捨て、自身を寵愛する精霊と共に混沌の各地を練り歩くのだ。
 アスティアと共に居る風の精霊は『エフィ』と名乗った。エフィと共にラサを経由し、各国の精霊達と邂逅して行く。
 精霊達の声をファルカウへ届ける使命を持った彼女たちは危機察知に長けたギフトを世界から給わることが多く、自身の身を護るだけの技術を身に付けていた。
 アスティアはとりわけ『外』への隔意が少なく、外への興味を強く持っていた。

 それ故だろうか、アスティアが幻想王国へと訪れた際に、若き近衛騎士リシャールと行動を共にすることとなった。
 別の人種でありながらアスティアは新たな知識を授けてくれるリシャールと惹かれ合った。
 そんな若い恋人達は貴族であったリシャールの家督の継承とアスティアの使命によって一度は道を別たれることとなる。
 種の違いに、リシャールの一族ファーレル家が婚姻を認めなかった事もあり、二人は離れたが――数年の後に不意に再会し、アスティアはリシャールとの間に娘を授かった。
 娘にはリースリットと名付け、慈しむアスティアへ「今度こそ」とリシャールは彼女を妻へ迎え入れたいと申し出た。
 無論、好き合った相手だ。
 アスティアとて彼と歩む人生を想像しなかったわけではない。
 だが、『宣告の一族』として、エフィと共に精霊の声を聞き届けなくてはならない。
 その使命を捨てることが出来ず、再会することを誓い、アスティアはリシャールへとリースリットを預けて旅に出た。

 彼女はその使命を全うするために旅を続ける。旅を終えて深緑に戻れども、時が来たれば再度旅に出る。
 使命と共に生きるアスティアは成長した娘と出会ったことはあらず、リースリットも母の顔を知らないのであった。

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