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雛罌粟はごゆるりと
登場人物一覧
- ニルの関係者
→ イラスト
名前:國崎 芥子(くにさき けし)
種族:精霊種(八百万)
性別:不明
年齢(或いは外見年齢):32歳
一人称:あっし
二人称:あんた
口調:だ、だよ、だよねえ
特徴:八百万(水の精霊種)、大蔵省所属、サボリ魔
設定:
豊穣出身。國崎と呼ばれる代々は大蔵省に役人を輩出する家系。
大蔵省に勤めて居るが仕事をサボり街へと食べ歩きに出掛けることが多かった。芥子にとっては出世よりも日々が楽しいことが目的なのである。
とは言いながらも仕事をすればその手腕は中務卿も目を瞠るほどだと評価される。将来は大蔵省の長にも期待されながら、今日もおサボりの日々。
三人兄弟であった芥子は一番上の兄が國崎を継いでいる。
末っ子であった芥子はかわいがられて育ったが、奔放であるのは獄人差別に対する反感から来ていたものだ。
人種が違えども職務が出来る者は多く居る。芥子にとっては『自分より有能な人が上司になって仕事量を調整してくれる』のが最高なのだ。
……と、言えど平和になった神威神楽では獄人差別も少なくなり、サボり癖が抜けないだけになってしまったのだけれども。
何時の日か、自身が大蔵省で良き立ち位置に付いたならば部下に無数の仕事を回して、自分は座っているだけの役になりたいとも最近は考える。
趣味はお昼寝と食べ歩き。特技は起きているフリをする事。記憶力に優れては居るが、おサボり癖が強すぎて仕事に活かされることはあまりないのだ。
(記憶力も専ら、美味しかった食べ物や『食べ物の恨み』ばかりにつかわれている)
ニルとは高天京のとある茶屋で出会った。団子を頬張る芥子に「それは『おいしい』ですか?」と問うた事から関係が始まっている。
快不快が伴わないニルに「あんたのしあわせを教えてやるか~!」と芥子は一念発起。
「あんたにとっての『カムイグラのおいしい』を教えてあげるか!」とニルが神威神楽に訪れるたびに様々なお菓子を揃えておくようにもなった。
ニルがお土産としてお菓子を持ち帰っていく様を見るたびに、神威神楽の品々が人気になり京の経済もよく循環するのではないかという期待があるのは少しの秘密。