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SS詳細

『正義聖銃士』サンディ・カルタ

登場人物一覧

Gone(p3x000438)
遍在する風
Goneの関係者
→ イラスト

名前:『正義聖銃士』サンディ・カルタ
種族:人間種
性別:男性
年齢:Unknown(孤児であるため)
一人称:俺(私的)/私(公的)
二人称:~君、~さん(私的)/~様(公的)
口調:だな、だろ、だろう?(私的)/です、ます、ですか?(公的)
設定:
 出身は伝承国内。王都から遠く離れた僻地の町である。
 幼い頃は、孤児ながら仲間と結託し、ギャングまがいの自警団の中で暮らしていた。

 運命を変えたのは、とある行商人と自警団との間でトラブルが起きた際のことだ。
 正義との国境を越えた地点であったため、サンディ達は正義側の教会に突き出された。
 商人からすれば厳格な裁きへの期待もあったろう。
 ――そこでは運命の出会いが待ち受けていた。

 当時、偶然にも司祭であったアストリアは、捕縛された少年サンディ達の境遇に涙し、自身の教会で暮らすように語ったという。少年達の反応は様々だった。反抗する者、逃げ出す者、面白半分な者――
 その中でサンディは、興味半分だが、教会に残ることを決めた。

 息が詰まるような教会での勉学や生活だが、悪ガキ癖は中々抜けるものではなかった。
 そんな時に息の抜き方あそびかたを教えてくれたのは意外にもアストリアだった。
 幾人かで連む姿は、まるで悪友同士のようだったとも言う。

 やがてアストリアは出世し、教会から居なくなった。
 サンディもまた様々な出会いと別れを繰り返し、聖都に出て兵士を目指すことにした。

 聖都での転機はすぐにやってきた。
 ついに枢機卿へと上り詰めたアストリアは、旗下の特殊部隊――正義聖銃士隊セイクリッドマスケティアを新設したのだが、設立メンバーとしてサンディへ声がかかったのだった。
 アストリアは聖騎士団長シリウス、執政官エルベルト、国王にして法王フェネストとタッグを組み、腐敗していた正義国内の改革を推し進めていたが、しかし修道女上がりたたきあげの新たな枢機卿アストリアへの風当たりは相当に強かったらしい。
 今度は自身がアストリアを救う番だと、サンディもまた一念発起したのだった。

 サンディはベーク達と共に、この仕事を真面目にこなしている。
 正義のためとはいえ、暗躍めいた職務の多くは愉快ではない。
 だがサンディのから来る思考の柔軟さは、大いに役立っている。

 休暇時にはアストリアも加えて遊ぶこともあるらしい。
 彼等は上司と部下、同僚といった垣根を越えた親友同士でもあるのだ。

  • 『正義聖銃士』サンディ・カルタ完了
  • GM名pipi
  • 種別設定委託
  • 納品日2021年10月19日
  • ・Gone(p3x000438
    Goneの関係者
    ※ おまけSS『おまけSS:視察』付き

おまけSS『おまけSS:視察』

「何を暗い顔をしておる。残業の時間じゃ。それ、お忍びで視察へ行くぞ」
「あ、ああ。分かった」
「妾は着替えてくる。ベークを呼んで参れ。私服で来るのじゃぞ」
「どこへ行くんだ?」
「ふふ、聞いて驚け。賭場じゃ♡」
「……ええ」
「白亜の都で博打とは、けしからんじゃろう」
「まさか遊ばないよな?」
「馬鹿たれ、賭けねば視察にならんじゃろうが」
「あー、うん……摘発は、するのか?」
「庶民の遊びごときに早々口出しするほど野暮ではないわ」
「……は、は、は」

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