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尼僧は救いに溺れる

登場人物一覧

咲々宮 幻介(p3p001387)
刀身不屈
咲々宮 幻介の関係者
→ イラスト

名前:お宮(尼僧としては「宮蓮」)
種族:旅人
性別:女性
年齢:30までで数えるのをやめました
一人称:私(わたくし)
二人称:あなた、あなた様
口調:敬語
特徴:スタイルがいい、快楽主義、人を救う事に快楽を感じる逸脱者
設定:
 人を救う事に快楽を見出す快楽主義者。
 年頃になると迷うことなく仏門に入り、人々を様々な方法で救ってきた。
 金を求める者には金を。
 温もりを求める者には身体を差し出し。
 生を憂う者には速やかな死をもって、救いを齎してきた。
 人々は救われるべきであるという思考の持ち主で、思考そのものは世の為人の為と大変宜しいのだがやり方が大変宜しくなかった。相手の求めるものを与えるだけでは人は救われないものなのである。
 しかし彼女は其れをやめなかった。
 ある時寺で男を“救って”いたところを住職に見咎められ破門、歩き巫女として放浪の日々を始める。
 国境を幾つも超えながら様々な者を救っていた。だが其の方法は過激さを増し、生を憂うものが多い村に火を放つなどの凶行も厭わなくなっていた。
「だぁって、私の食料にも限りがございますし。いっぺんに救ってしまった方がよいでしょう?」

 そんな事をしていたら恨みを買うのは当然の事。
 刺客さえも救いながら、お宮は救済行脚の旅を続けていた。
 しかし。
 ある時刺客に襲われたところを偶然通りがかった咲々宮 幻介によって救われる。
 (この裏にはお宮に“救われた“者による「刺客の狙いを阻止せよ」という依頼が幻介に舞い込んでいたためなのだが、お宮は其れを知らない)
 運命の人! 寂しそう、苦しそう、救ってあげなきゃ! と、お宮の救済センサーがぴこぴこ反応。異世界に至るまで幻介を捜し続けた。
 異世界に入っても彼女は相変わらず。歩き巫女として様々な人たちを“救って”いる。
 そして――もしも出会ってしまったら、幻介を救おうとするだろう。“生を憂う”者として。

 武器は見た目より遙かに重い錫杖。
 実は力持ちなのである。男の首程度なら折れる膂力を持つ。
「人を救うには、時には力も必要なのです」

「はぁ、あの名も知らぬお方……憂いの瞳が忘れられません。思い出すだけでこの胸が熱くなる……! 救って差し上げなければ。嗚呼! あの方が救われたときの笑顔が、お宮は見たいのです!」

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