SS詳細
この身を以て道を拓く
登場人物一覧
- エル・エ・ルーエの関係者
→ イラスト
名前:深道佐智子(みどうさちこ)
種族:ウォーカー(夜妖憑き)
性別:女性
年齢:75歳
一人称:私
二人称:貴方、~さん
口調:~です、ます、でしょうか。稀に関西弁。
特徴:狸の夜妖憑き。暁月の祖母。深道の実権を握る一人。
設定:
柔和な見た目で人当たりが良さそうに見えるが、深道の実権を握る内の一人。
いつも朗らかに微笑み、子供達には「御婆様」と親しまれている。
笑顔の裏には筋の通った精神性や厳しさが覗える。
夜妖憑きを多く抱える深道家において、優しさだけでは何も出来ない事を知っている。
自身も夜妖憑きとして怪異と共存してきたからこそ分かる。
人を依代にしなければ生きて行けない弱い怪異よりも人間の心の醜さの方が厄介なのだと。
夫の貴昭とは出会った当初は喧嘩ばかりしていた。
何方も譲れない信念をぶつけ合い、和解して惹かれあったのだ。
若い頃は薙刀を振るい、夜妖を祓う為奔走していた。
そんな頃出会ったのが、化狸の夜妖『小三郎』だった。
小三郎は佐智子に知恵を授ける代わりに、宿主になれと命令した。
けれど、その態度が気に入らなかった佐智子は小三郎と戦う事を選び三日三晩死闘を繰り広げた。
いつしか友情が芽生え、佐智子は小三郎を受入れる。
夫の時と言い、小三郎の時と言い。若い頃はやんちゃしていたようだ。
夫の貴昭との間に子供を沢山設けた。
しかし、夜妖との戦いで亡くなった子も居る。
深道に嫁いだ宿命とはいえ、戦いで子を亡くす悲しみは計り知れないものだ。
だから、子供が大好き。慈愛に満ちた表情で見守っている。
近頃、無限廻廊の様子がおかしいと知らせが入った。
暁月に何かあったのだろうか。
心配ではあるが、暁月ももう大人である。
子供達を危険に晒すような真似は許されない。
佐智子自ら燈堂に赴き喝を入れてやらねばなるまい。
それが、上に立つ者の責任だ。
それに、二年ほど前に暁月の養子に入った『廻』の事も気になっている。
噂によれば『繰切』に魅入られ、かなり夜妖に近づいているという。
もし、繰切が復活する足掛かりにされてしまえば深道三家も滅ぶ事になる。
それだけは阻止しなければならない。
最悪はその廻を犠牲にする事になっても致し方ない。
深道三家を背負う者として、子供達の行く末を拓かねばならないのだ。
- この身を以て道を拓く完了
- GM名もみじ
- 種別設定委託
- 納品日2021年08月30日
- ・エル・エ・ルーエ(p3p008216)
・エル・エ・ルーエの関係者