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祖にして――

登場人物一覧

志屍 瑠璃(p3p000416)
遺言代行業
志屍 瑠璃の関係者
→ イラスト

名前:志屍 黝方(しかばね ゆうほう)/ラズワルド・ウォルンタース=カダーヴェル(?)
種族:ウォーカー(吸血種?)
性別:男
年齢(或いは外見年齢):外見は40代後半~50歳程。
一人称:俺
二人称:キミ、貴女
口調:だよ、だよね、じゃん?
特徴:実年齢不詳、瑠璃の先祖、死と影の異能持ち。
設定:
志屍 瑠璃と同じ世界から来た旅人で、彫りが深く整った顔立ちの洒脱な伊達男。
諜報集団『黒脛巾組』の医療、尋問、拷問を担う「志屍」の初代。つまり、瑠璃の祖先である。
死と影に纏わる能力を持つ優秀な忍者として、半ば伝説と化した人物。
能力の大小はあれどこれまた異能を持つ妻を幾人も囲い、優れた子孫を多く残したとされる。
かつては仙台藩に仕えていた時期があったとも。

これは、黝方が酒の席で語った与太話、という前置きになるが。彼はいわゆる『吸血鬼』であるそうだ。
当時の名をラズワルド・ウォルンタース=カダーヴェル。
かつて伊達政宗公が西班牙や羅馬へ送った使節団。彼らに同行してやってきた、という。過去には羅馬尼亜の串刺し大公に仕えてしていたのだ、と。
その日は黝方も機嫌よく酒を飲み進めていたから、単なる冗談かもしれない……が。
孫が子を持つ歳になってなお、志屍の初代を拝命した時と全く変わらぬ容姿であるのを見ていると「本当なのではないか?」という疑念も湧いてくる。
異能を持つ者の中には、若い姿を長く保つ者も珍しくはないのだが。

人間は大好き。遊び相手によし、玩具として壊して遊んでよし。
ヒトもモノも、実用的で武骨なものよりも、少し扱いづらくはあっても優美で儚いものを好む性質。

閑話休題。
瑠璃には、彼女の血筋に繋がる四人目の妻の面影を見出している。四は死に繋がる、彼としては縁起の良い数字。
長い長い黒髪は磨いた黒曜石のような女だった。膚は透き通る雪花石膏。
閨で彼女の髪を手で梳けば、月の光を跳ね返して仄かに青く光ったのはまだ覚えている。確か、北の最果ての霊地の生まれだったか。
蒲柳の質故に、成した子は一人だけ。白椿がぽろりと落ちるように散ってしまった。

――儚く散った白椿、その末裔から死に纏わる異能を持つ子が生まれたのは奇縁という他ない。
愛しき子であると同時に、かつての妻の香りを仄かに残す瑠璃には、女性としての興味を抱いている。
さあ、寝物語には何を話してあげようか。

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