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神無月の巫女

登場人物一覧

雛菊(p3x008367)
『自分』殺し

名前:大月 逢華(おおつき あいか)
種族:八百万(精霊種)
性別:女
年齢:15歳
一人称: 僕、稀に逢華
二人称:~さん
口調:の、ね、よ、だよ、かな?
特徴:忍集団『暦』所属、巫女
設定:
 霞帝の御庭番衆『暦』に所属する忍の少女。暦の有力忍である『十二月』の一人『第十の月・神無月』の直属の部下であり、彼が神主を務める大月神社の巫女。
 神光の辺境に位置する大月神社では病人の看護や治療を行っている。これは村に医者が居らず、医師としての勉学を行った神無月が神主となって神社を開放した事に起因するらしい。
 逢華は暦が『指令』を受けて活動中に、賊に拐かされ捨て置かれた八百万の娘であった。
 神無月と共にタッグを組み活動していた水無月(その相棒のナナシ)により発見され、大月神社での保護と治療が施された。
 彼等の本来の姿を知り、自身を救ってくれた恩を返したいと忍びを志した逢華は正確に言えば『忍び見習い』である。
 神無月の意向により「任務に送り出すことは、幼い少女に消せぬ傷を刻むだけである」として簡単な偵察のみしか行えぬままではある。
 何時の日か、愛しい『お兄ちゃん』達の役に立ちたいと願っている。
 それまでは表向きの副業である大月神社の巫女として村の人々の命を救い『良き女の子』であるのだ。

 ――と言うのが彼女が語る経歴である。
 本来の逢華の名は瑠璃。霞帝の失脚を狙う神光の貴族の子飼いの忍であった。だが、任務に失敗し、死をも決意した際に神無月と水無月に拾われた。
 任務を果たす為には自身の恩人となった兄たちを殺し、その刃を頭領にまで届けなくてはならない。
 だが、その任務は捨て去った。瑠璃であった過去も、『暦』の敵であったことも。
 今は優しき霞帝を敬愛し、神光の為に生きて往きたいと願っている。
 もしも兄たちが『瑠璃』を知ってしまったならば。己の本来の姿を察知し、兄に刃を向けられる日が来ることを日々怯える。

 もしも、お兄ちゃんに嫌われるときが来たら。逢華はこの首なんて掻き切ったっていい。
 溢れる血潮がお兄ちゃん達の信じる平和に繋がっているならば。その傷口がお兄ちゃんの望んだ未来に繋がっているならば。
 僕は死んだって構いやしないんだ。

  • 神無月の巫女完了
  • GM名夏あかね
  • 種別設定委託
  • 納品日2021年08月10日
  • ・雛菊(p3x008367

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