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有志による「例の奴」に関する覚書
登場人物一覧
- Goneの関係者
→ イラスト
例の奴が視界の隅を横切っても決してそっちを見てはいけない。
姿を奪われてしまうかもしれない。
気配を感じても声を出してはいけない。
声を奪われてしまうかもしれない。
――とあるNPCの忠告
友好的挙動は一切なく、よくて中立、なんで敵対するかトリガーもわからないワンダリングオブジェクトである。
アバターではないことが数少ない確定事項だ。
正式名称は確認不能。スキャン時の名称欄は空欄。
通称「鎌持ち」「黒い布バサバサしてる奴(黒バサ)」「手が骨」など好き勝手呼ばれている。
出現頻度は、探しても見つけられないが見ない訳ではない程度。
黒いぼろ布をまとい、顔もなく、四肢は、巨大な鎌を持つための肘より下しか確認されていないし、それもむき出しの骨だ。
種族に関しては、少なくとも完全獣型ではないことだけが確定している。
出現数は、単体から複数。どこのフィールドでも目撃例があるが、比較的平坦な場所を好むようだ。山岳、氷雪、砂漠、海中での目撃例はかなり少ない。
エネミーカテゴライズもされていないので、有志によるエネミーリストにも載っていない。そもそも存在がバグか、エネミーカテゴライズがないのがバグかわからない。
倒せるが経験値やアイテムが落ちない。ダメージが入るだけなので割に合わない。ドロップがないことがバグ説の根拠の一つになっている。
一般NPCは「見てはいけない」とか「気づいていると悟られちゃいけない」などと注意喚起してくる。言及があることが特殊エネミー説の根拠になっている。
ターゲットをとると間合いを詰めてくる。アクションはほぼスルーされる。有志によるスタンプでの意思疎通も反応はなかった。
敵対アクションへの切り変わりに前触れモーションがないので、要注意。
メインは鎌による物理攻撃。
何かを吸い取るモーションをしてくるが、パラメーターに変動はないので何を吸われているのかわからない。隠しパラメーターがあるのではないかという根拠の一つにされているがあくまで噂の域を出ない。モーションだけが残っていて効果がないだけという説も有力である。
手を出しさえいなければ無害。というのが通説だったが、姿や声を乗っ取られたPCがいるとの噂もある。(←要出典)
心の準備がないときにフィールドで遭遇したら、ビューサイトから外し、うっかりターゲットをとらないようにしておくのが賢明だ。