SS詳細
マリアチャンネル!Vol.1
登場人物一覧
●串猫放送
「マリアと!」
「ユリーカの!」
『特別情報番組! マリアチャンネル』「だよ!」「なのです!」
「さあ、ユリーカ君! やって来ました、始まりましたのマリアチャンネルだよ!
苦節何週間、真の虎である私もドキドキして夜しか眠れなかったよ!」
「マリアさん、夜寝てないのです。ボクも寝てないけど。仕事は進んだのですか?」
「進んでない……どうして……;;
ど、ドキドキして朝しか寝れなかったよ><;
でも、まぁ……苦労した甲斐があって、ようやくここまで漕ぎ着けたという訳さ!」
「そもそも、このマリアチャンネルとゆうのは何なのですか?」
「良く聞いてくれたね。驚きたまえ、このマリアチャンネルは!
PPPの最凶猛虎ことこのマリア・レイシスが相棒の情報屋ユリーカ・ユリカ君と一緒にPandoraPartyProjectの魅力を余す事無く発信していく特別企画なんだ!」
「まぁ、その台詞を聞く限りメタの世界なのです」
「で、でなければ真の虎とか仕事とかそもそもおかしいだろう><;」
「でも、まだ冠位ハンシンとか死魔次郎とか言ってないです」
「今言ったよ!!!
……コホン、与太話はさて置いて!
この企画は二次元と三次元、虚構と現実の狭間を漂うすごいやつなんだ。
どれ位凄いかって、この放送は現実で行われる! この原稿――初見はPPPで出てくるけどね!」
「……ええと、それってつまりどういう」
「ゆーちゅーぶとかに投稿する。だからマリアチャンネルなんだ!
実はその為の準備も着々と進んでいるからね。きっと喜んでくれる人も居ると思う!」
「ファーwwwwww」
「ふふん、流石のボスピラニアも私の虎威に慄くしかないようだね!
兎に角――そういう訳だから今日はユリーカ君にも手伝って貰うよ!
これはPPPの紹介動画(予定)だからね、ざっくりとこのゲームを紹介していきたいんだ」
「ええと、じゃあまずPandoraPartyProjectとは……
Play By Webと呼ばれるインターネット上で行われるRPGジャンルの一つに位置するゲームです。
RPGといっても所謂コンピューターRPG、良くある勇者(主人公)を操作して魔王を倒すやつではないですね。
もっと原点、原則的なRole(役割)をPlay(遊ぶ)するやつ。簡単に言うとオリジナルキャラを作ってなりきったりする方です」
(……ユリーカ君、真面目じゃないか! その調子だよ!)
「自分の使うキャラクター(Player Charactor)は全て自分で作ります。
男性なのか女性なのか、子供なのか老人なのか。イケメンなのか個性的なのか……
長所や欠点、パーソナルデータや性格まで全て自分で考えるです。
なので、CRPGのように『決められた個性』或いは『用意された個性』を使う事はないんですねぇ」
「そうだね。それで私は雷属性が好きだし、軍人とか強そうだからマリアになったんだよ!
ちなみに虎はPLが好きだけど、本編には無かった成分! 何処かの悪い運営に逆輸入されたんだ><;」
「悪いやつなのです。まぁ、個性は自分で作るです。
PPPではあなたが世界を救う為に必要な『特異運命座標』に選ばれた所から物語が始まります。
一番重要な『見た目(イラスト)』はプロのイラストレーターさん達の中から好みの人に頼めるから安心です。
2021年7月6日現在、1117人のイラストレーターさんが登録してくれているです。
ボイスをつける為の声優さんも150人も居ます!」
「1117人!? 150人!」
「ふふん。多いのです。
TRPGとか御存知の方はしっくり来るかも知れないですね。
PBWはTRPGの『はとこ』みたいなものです。TRPGとブラウザゲームの合体した性質があるですね!
メインコンテンツの『シナリオ』では、PCさんの『やりたい行動』を書く文章をもとに作家(GM)さんが小説にして返してくれるですよ」
「TRPGなんかでも『リプレイ小説』ってあるみたいだけど……」
「そう、アレと近いです。TRPGでトークしたりサイコロ振る部分をプレイングするです。
それでGMさんがコンピュータならぬ人力処理をする。
直接『リプレイ小説』になって戻ってくる感じ。それそのものがプレイ結果なんですね」
「直接小説になってしまうのか! それはすごいね!」
「人力だからPLさんの要望や希望、好みへの忖度もばっちり。
でもヘビープレイヤーのマリアさんが言うと何だか面白いのです」
「……ちょっと白々しいかい?
PBWがネットTRPGの親戚だとして、PPPには他にどんな特徴があるんだい?」
「ダイナミックかつエモーショナルなストーリー展開には定評があるですが……実際にやって貰わないと伝わり難いかも。
PBWは多くの場合、多数の主人公が居ますが、基本的には群像劇です。
つまり、主人公でありながら唯一的な主人公にはなり難いのですが……」
「ですが?」
「PPPでは群像劇からPCの行動次第で真の意味の主人公が産まれます。
数百人以上のプレイヤーの大注目の中で世界を動かせるので、凄い達成感、臨場感ですよ!」
「それは凄い! ユリーカ君、PPPはブラウザゲームとしても機能が多いって聞いたけど!?」
「やっぱりマリアさんが言うと面白いのです。折角だしマリアさんが紹介するのです」
「私かい!? え、ええとじゃあ説明するね!
PPPには主に三つのブラウザゲーム機能がある。
一つはPCを育てて能力を設計し、敵や他のPCと対戦するバトル系の機能!
公式大会も毎週開催されていて、多様性のあるシビアな設計を楽しんでいる人も多いね!
ステータスの設計は凄く自由度が高くて、本当に色々な戦い方が出来るんだよ。
私は特殊な攻撃で相手のAP(技を使うポイントだね!)を削るMアタックビルドさ!」
「マリアさん勝敗よりMアタックする方に夢中なのです」
「虎はそういう習性なんだ……
次はハウジング機能! 自分で発注したイラストや販売しているパーツ、アイテムアイコンなんかを使って自分の部屋を着せ替え出来る機能だね!
ソーシャルゲームなんかでもお馴染みのマイルーム機能と言えるかも知れない。これも中々面白いよ!」
「動画では画面に出したりすると説明性能が上がりそうです」
「そうだね!(こんな感じ!)
最後に領地機能。これは本当にブラウザゲームだね……
資源を管理して建物を増やし、イベントを解決したりして領地を発展させていくやつ。
発展した領地からはメリットを受け取れたりもする。毎日弄る盆栽みたいで味があるよ!」
「……と、まぁ口での説明では限界があるですが、PPPはPBW業界でも最多の機能を誇る多機能PBWなのでした」
「それはそう思う!」
「しかも新しくゲームを始めるとシナリオは一回無料!」
「ええ!?」
「初回課金(最低1100円)すると11000円分のSRC――所謂石みたいなもんです――もプレゼント!」
「10倍じゃないか!!!」
「しかも、ボクと――面白おかしい猫ともすぐに会えるです」
「猫じゃあない! 面白くはないんだよ!」
「入り口動画なのでこんな感じでしたが、具体的な世界観やコンテンツ説明は別の動画を見て下さいです」
「これからもどんどん更新していく予定だからね!」
「では、そろそろ締めの言葉なのです」
『――マリアチャンネル、登録をどうぞ宜しくね!』
- マリアチャンネル!Vol.1完了
- GM名YAMIDEITEI
- 種別SS
- 納品日2021年07月07日
- ・ユリーカ・ユリカ(p3n000003)
・マリア・レイシス(p3p006685)
※ おまけSS『ひらがな』付き
おまけSS『ひらがな』
●くしねこほうそう
「まりあと!」
「ゆりーかの!」
『とくべつじょうほうばんぐみ! まりあちゃんねる』「だよ!」「なのです!」
「さあ、ゆりーかくん! やってきました、はじまりましたのまりあちゃんねるだよ!
くせつなんしゅうかん、しんのとらであるわたしもどきどきしてよるしかねむれなかったよ!」
「まりあさん、よるねてないのです。ぼくもねてないけど。しごとはすすんだのですか?」
「すすんでない……どうして……;;
ど、どきどきしてあさしかねれなかったよ><;
でも、まぁ……くろうしたかいがあって、ようやくここまでこぎつけたというわけさ!」
「そもそも、このまりあちゃんねるとゆうのはなになのですか?」
「よくきいてくれたね。おどろきたまえ、このまりあちゃんねるは!
ぴーぴーぴーのさいきょうもうこことこのまりあ・れいしすがあいぼうのじょうほうやゆりーか・ゆりかくんといっしょにぱんどらぱーてぃぷろじぇくとのみりょくをあますことなくはっしんしていくとくべつきかくなんだ!」
「まぁ、そのせりふをきくかぎりめたのせかいなのです」
「で、でなければしんのとらとかしごととかそもそもおかしいだろう><;」
「でも、まだかんいはんしんとかしまじろうとかいってないです」
「いまいったよ!!!
……こほん、よたばなしはさておいて!
このきかくはじげんとさんじげん、きょこうとげんじつのはざまをただようすごいやつなんだ。
どれくらいすごいかって、このほうそうはげんじつでおこなわれる! このげんこう――しょけんはぴーぴーぴーででてくるけどね!」
「……ええと、それってつまりどういう」
「ゆーちゅーぶとかにとうこうする。だからまりあちゃんねるなんだ!
じつはそのためのじゅんびもちゃくちゃくとすすんでいるからね。きっとよろこんでくれるひともいるとおもう!」
「ふぁーwwwwww」
「ふふん、さすがのぼすぴらにあもわたしのこいにおののくしかないようだね!
とにかく――そういうわけだからきょうはゆりーかくんにもてつだってもらうよ!
これはぴーぴーぴーのしょうかいどうが(よてい)だからね、ざっくりとこのげーむをしょうかいしていきたいんだ」
「ええと、じゃあまずぱんどらぱーてぃぷろじぇくととは……
ぷれいばいうぇぶとよばれるいんたーねっとじょうでおこなわれるあーるぴーじーじゃんるのひとつにいちするげーむです。
あーるぴーじーといってもいわゆるこんぴゅーたーあーるぴーじー、よくあるゆうしゃ(しゅじんこう)をそうさしてまおうをたおすやつではないですね。
もっとげんてん、げんそくてきなろーる(やくわり)をぷれい(あそぶ)するやつ。かんたんにいうとおりじなるきゃらをつくってなりきったりするほうです」
(……ゆりーかくん、まじめじゃないか! そのちょうしだよ!)
「じぶんのつかうきゃらくたー(ぷれいやーきゃらくたー)はすべてじぶんでつくります。
だんせいなのかじょせいなのか、こどもなのかろうじんなのか。いけめんなのかこせいてきなのか……
ちょうしょやけってん、ぱーそなるでーたやせいかくまですべてじぶんでかんがえるです。
なので、しーあーるぴーじーのように『きめられたこせい』あるいは『よういされたこせい』をつかうことはないんですねぇ」
「そうだね。それでわたしはかみなりぞくせいがすきだし、ぐんじんとかつよそうだからまりあになったんだよ!
ちなみにとらはぴーえるがすきだけど、ほんぺんにはなかったせいぶん! どこかのわるいうんえいにぎゃくゆにゅうされたんだ><;」
「わるいやつなのです。まぁ、こせいはじぶんでつくるです。
ぴーぴーぴーではあなたがせかいをすくうためにひつような『とくいうんめいざひょう』にえらばれたところからものがたりがはじまります。
いちばんじゅうような『みため(いらすと)』はぷろのいらすとれーたーさんたちのなかからこのみのひとにたよめるからあんしんです。
にせんにじゅういちねんしちがつむいかげんざい、せんひゃくじゅうななにんのいらすとれーたーさんがとうろくしてくれているです。
ぼいすをつけるためのせいゆうさんもひゃくごじゅうにんもいます!」
「せんひゃくじゅうななにん!? ひゃくごじゅうにん!」
「ふふん。おおいのです。
てぃーあーるぴーじーとかごぞんじのほうはしっくりくるかもしれないですね。
ぷれいばいうぇぶはてぃーあーるぴーじーの『はとこ』みたいなものです。てぃーあーるぴーじーとぶらうざげーむのがったいしたせいしつがあるですね!
めいんこんてんつの『しなりお』では、ぴーしーさんの『やりたいこうどう』をかくぶんしょうをもとにさっか(じーえむ)さんがしょうせつにしてかえしてくれるですよ」
「てぃーあーるぴーじーなんかでも『りぷれいしょうせつ』ってあるみたいだけど……」
「そう、あれとちかいです。てぃーあーるぴーじーでとーくしたりさいころふるぶぶんをぷれいんぐするです。
それでじーえむさんがこんぴゅーたーならぬじんりきしょりをする。
ちょくせつ『りぷれいしょうせつ』になってもどってくるかんじ。それそのものがぷれいけっかなんですね」
「ちょくせつしょうせつになってしまうのか! それはすごいね!」
「じんりきだからぴーえるさんのようぼうやきぼう、このみへのそんたくもばっちり。
でもへびーぷれいやーのまりあさんがいうとなんだかおもしろいのです」
「……ちょっとしらじらしいかい?
ぷれいばいうぇぶがねっとてぃーあーるぴーじーのしんせきだとして、ぴーぴーぴーにはほかにどんなとくちょうがあるんだい?」
「だいなみっくかつえもーしょなるなすとーりーてんかいにはていひょうがあるですが……じっさいにやってもらわないとつたわりがたいかも。
ぷれいばいうぇぶはおおくのばあい、たすうのしゅじんこうがいますが、きほんてきにはぐんぞうげきです。
つまり、しゅじんこうでありながらゆいいつてきなしゅじんこうにはなりにくいのですが……」
「ですが?」
「ぴーぴーぴーではぐんぞうげきからぴーしーのこうどうしだいでしんのいみのしゅじんこうがうまれます。
すうひゃくにんいじょうのぷれいやーのだいちゅうもくのなかでせかいをうごかせるので、すごいたっせいかん、りんじょうかんですよ!」
「それはすごい! ゆりーかくん、ぴーぴーぴーはぶらうざげーむとしてもきのうがおおいってきいたけど!?」
「やっぱりまりあさんがいうとおもしろいのです。せっかくだしまりあさんがしょうかいするのです」
「わたしかい!? え、ええとじゃあせつめいするね!
ぴーぴーぴーにはおもにみっつのぶらうざげーむきのうがある。
ひとつはぴーしーをそだててのうりょくをせっけいし、てきやほかのぴーしーとたいせんするばとるけいのきのう!
こうしきたいかいもまいしゅうかいさいされていて、たようせいのあるしびあなせっけいをたのしんでいるひともおおいね!
すてーたすのせっけいはすごくじゆうどがたかくて、ほんとうにいろいろなたたかいかたができるんだよ。
わたしはとくしゅなこうげきであいてのえーぴー(わざをつかうぽいんとだね!)をけずるえむあたっくびるどさ!」
「まりあさんしょうはいよりえむあたっくするほうにむちゅうなのです」
「とらはそういうしゅうせいなんだ……
つぎははうじんぐきのう! じぶんではっちゅうしたいらすとやはんばいしているぱーつ、あいてむあいこんなんかをつかってじぶんのへやをきせかえできるきのうだね!
そーしゃるげーむなんかでもおなじみのまいるーむきのうといえるかもしれない。これもなかなかおもしろいよ!」
「どうがではがめんにだしたりするとせつめいせいのうがあがりそうです」
「そうだね!(こんなかんじ!)
さいごにりょうちきのう。これはほんとうにぶらうざげーむだね……
しげんをかんりしてたてものをふやし、いべんとをかいけつしたりしてりょうちをはってんさせていくやつ。
はってんしたりょうちからはめりっとをうけとれたりもする。まいにちいじるぼんさいみたいであじがあるよ!」
「……と、まぁくちでのせつめいではげんかいがあるですが、ぴーぴーぴーはぷれいばいうぇぶぎょうかいでもさいたのきのうをほこるたきのうぷれいばいうぇぶなのでした」
「それはそうおもう!」
「しかもあたらしくげーむをはじめるとしなりおはしょかいむりょう!」
「ええ!?」
「しょかいかきん(さいていせんひゃくえん)するといちまんせんえんぶんのえすあーるしー――いわゆるいしみたいなもんです――もぷれぜんと!」
「じゅうばいじゃないか!!!」
「しかも、ぼくと――おもしろおかしいねこともすぐにあえるです」
「ねこじゃあない! おもしろくはないんだよ!」
「いりぐちどうがなのでこんなかんじでしたが、ぐたいてきなせかいかんやこんてんつせつめいはべつのどうがをみてくださいです」
「これからもどんどんこうしんしていくよていだからね!」
「では、そろそろしめのことばなのです」
『――まりあちゃんねる、とうろくをどうぞよろしくね!』