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竜胆ちゃん軽くブラコン(但し男が男に惚れるという意味で)

登場人物一覧

九重 竜胆(p3p002735)
青花の寄辺
九重 竜胆の関係者
→ イラスト

名前:九重蔵人
種族:旅人
性別:男
年齢(或いは外見年齢):23
一人称:俺、(公式の場では)私
二人称:呼び捨て、君、~殿、~様
口調:~だ。~だな。~だろう?
特徴:長身、鍛え上げられている、美形、黒衣
設定:
 遥かなるヤマト、九重領出身。九重竜胆の実兄に当たるが、『彼女』とは異なり産まれに特別な事情はない。
 つまり、簡単に言えば混沌にあらぬ異世界の一つ、一地方に存在した鬼の豪族の若君である。
 九重領は偉大なる帝が打ち立てた大国ヤマトに統治された属国の一つで、基本的に東洋文化に近い性質を持っている。
 ヤマトは人種は雑多で鬼も居れば、人も、獣人、もっと獣に近しいものもあったが政情は安定していたようだ。
 ヤマトによる平定とその後の安定は数多の奇跡を起こし、今もヤマト全体を導く帝があってこそのものだが、蔵人とその帝はある意味で特別な因縁を持っている。
 九重の麒麟児と称され、見た目、立ち居振る舞い、教養、取り分け武技に到っては並ぶ者のない才と称された蔵人は併合前の九重の希望であり切り札であった。
 帝がヤマトによる統一に乗り出し、九重に触れた時、平和と安定、理想を語る彼に蔵人は協力の条件を申し出たのだ。
 それは『一騎打ちを行い、その器を試す』というもの。
 蔵人の名声は近隣に知れており、彼はそれに臆するようならばそれまでの男。
 ただ蛮勇を発揮するだけならば向こう見ずのつまらぬ男、と少し意地悪な事を考えていたのだが、結果はそのどちらにも当てはまらなかった。
 帝は蔵人からすればまるで弱く、しかして諦める事もなくやぶれかぶれになる事もなく真剣に勝ちを狙っていたからだった。
 彼我の兵力差を考えればする必要のない一騎打ちに、自信もないのに応じた不思議を蔵人が問えば帝は言った。
「そうしないと蔵人君は仲間になってくれないでしょう?」。
 ……馬鹿馬鹿しい話に蔵人は呆れたが、かくて彼の助力もありヤマトによる諸派統一は果たされた。

 これまでのエピソードを見れば分かる通り、まさに理想の求道者、そして体現者である。
 妹の竜胆からしても「自分が本気で女してたらうっかり惚れちゃいそう。ブラコンまったなしだわ」と思う程、完璧。
 常に寡黙で冷静沈着で誰が為に滅私する事を厭わない。触れなば斬れんその在り方は刀剣のそれに近いと言えるだろう。
 混沌世界に訪れてからは自身の運命(宿敵)と邂逅する為に各地を彷徨っているようだ。

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