PandoraPartyProject

SS詳細

正純は友達

登場人物一覧

スキャット・セプテット(p3x002941)
切れぬ絆と拭えぬ声音
スキャット・セプテットの関係者
→ イラスト

名前:アネモネ=バードケージ
種族:人間種
性別:女性
年齢:24
一人称:私(わたくし)
二人称:〜様、〜ちゃん
口調:ですわ、ですね、でしょう?(上品)
特徴:長耳、年上女教師、情が深い
設定:
 混沌におけるアネモネとは異なり、ネクストのアネモネはその拠点を伝承に置いている。
 元々は正義の名家に生を受けており、幼くして神童と称され将来を嘱望されていた。
 神学を中心とした学問に聡く、高い魔力を秘めており、天使のように美しい外見から次代の『聖女』と目されていた。
 しかしながら自分を取り囲む鳥籠のような日常を嫌った彼女は幼馴染のベルナルドに『駆け落ち』の話を持ち掛ける事になる。ベルナルドは聖女の役割を期待される彼女を外に連れ出す事の意味を深く理解してはおらず、駆け落ちの意味も良く考えず、単に幼馴染のお姉さんに頼られたものだと思い、これを快諾。
 アネモネの高い能力もあり、信じられない位の幸運(らんすう)を大量に引き当て、場当たり的にこれを成功させてしまう。
 ……実際の所、ベルナルドのした事と言えばアネモネの手を引いた位であるのだが、彼女からすればそれが一番大事だったのかも知れない。
 首尾良く正義から逃れた二人は人種のるつぼであり、それなりに治安が悪く(そして最低限良く)、流れ者も多い伝承の王都を潜伏先に定めた。
 下町の一角に住居を構えたアネモネは持ち前のインテリジェンスと美貌を武器に城下に私塾を開催し、講師として人気を集める事になる。
 一方のベルナルドは相変わらず売れない画家をやっており、更に混沌とは異なり飽きっぽく才能も鈍っているように見受けられる。
 衣食住、生活のほぼ全てをアネモネに依存しており、疲れて帰ってきた彼女を労う前に夕食を要求する事もしばしば。
 然したる悪意はなく、彼女の婚期を心配する事もあるのだが、それを言うと露骨に機嫌が悪くなる事を恐れている。
 居心地の良いアネモネの膝の上で天然にオギャっている節があり、当然ながらいじらしい彼女の気持ちには気付かない。
 常識的に考えて駆け落ち提案された時点で気付くだろ? と言ってはいけない。
 何故なら売れない画家の彼は最近見かけない『星君』や音楽志望の『ヴァン君』とつるんでいる男だからである。
 アネモネは近所に住んでおり、歳も比較的近い小金井正純とふとした事から親友になったが、最近彼女の様子がおかしい事を訝しんでいる。

PAGETOPPAGEBOTTOM