吼龍

登場人物一覧

名前：『蒼き燕』夜式・十七号（p3p008363）
一人称：私
二人称：呼び捨て
口調：調 言い捨て
参考シナリオ：
＜鎖海に刻むヒストリア＞ネオフロンティア大怪獣総決戦
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/3121
設定：

十七号がローレット・イレギュラーズとして出撃したデビュー戦ともいうべき大海戦にてドレッド変異種（アナザータイプ）を討滅した際、その躯から現れた革製の籠手。
変異種化する以前の人物『殴鰐ドレッド』の所持品であり、彼がラドバウファイターだった頃の装備品である。
ドロップアウトし海賊となってからは封印し、かつての願いや後悔の象徴として持ち歩いていた模様。
運命的な出会いによって十七号の手に渡ってから一年の間その手に収まり、数々の戦いにさらされたことでかつての性能を取り戻した。

素材はラサ南西部にて見つかった正体不明の怪物の革。
その革をもとに錬金術師によって作成された戦闘特化型グローブである。
使用者の戦い方や戦う姿勢によって形状や質感を変えるとされ、時には透明な薄い手袋として十七号に収まり、時には青いタクティカルグローブとして収まった。
どんな姿になっても変わらないのは、持ち主の心が折れない限り常に共に戦い続けるというその性質であり、持ち主の前へ進み続ける意思に伴うためにこそ、その姿を成長させていくとされている。

おまけSS『叶わなかった願い』

名前：殴鰐ドレッド
種族：ディープシー
性別：男性
年齢（或いは外見年齢）：年齢不詳（外見24歳）
一人称：俺、ミー
二人称：呼び捨て、ユー
口調：～だ、～だな、～だろう。
特徴：黒人、筋骨隆々、ドレッドヘア
登場シナリオ：
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2709
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2344
設定：
海洋王国で海賊活動をしていたクロコダイル系ディープシー。
古くは鉄帝ラド・バウでファイターとして活動しており、その際のリングネームが『吼龍』であった。
全盛期ではA級にまで上り詰め、解華 碌重郎やウェイン・アイゼンナハトといった一流ファイターをライバルとし拳を交えていた。
バトルスタイルは相手の足をとめ至近距離でひたすら殴り合うキックボクサータイプのもの。
パンチンググローブとシューズのみという、魔法や武器のたぐいを使わないスタイルからファンも多かった。
しかし同様のステゴロスタイルで戦う碌重郎やウェインは人柄による人気が高く、人当たりの悪いドレッドはやがてヒールとして扱われるようになる。
自らの勝利が落胆にかわるラドバウの空気を浴びるたびスレていった彼はデビュー当時からのライバルであったウェインとの対決を前に失踪。
その後、生まれ故郷である海洋へ流れつき海賊となる。

・うろこ諸島裏八家紋『殴鰐家』
　ドレッドの産まれた家は海洋のうろこ諸島で自治を行っていた貴族八家紋がひとつ『欧鰐家』の分家であった。
　本家が清廉であるための汚れ仕事を担っていたがある海賊事件に巻き込まれる形で消滅した。
　その折故郷へ帰り落ちぶれていたドレッドが引き抜かれる形で海賊となった。

・心の柱、『吼龍』
　あのとき自分が折れていなかったら。
　あのときの対決が実現していたのなら。
　叶わなかった対決は、世代を超えヒトと怪物という対峙になってやっと実現された。
　全てを失い絶望の青にて変異種と化したドレッドが、最後に遺した後悔と願いは、敗北を経てある女に引き継がれた。
　その名を■■■――今、『夜式・十七号』と呼ばれる女である。


ウェイン「なあドレッド、あんたは確かにヒールさ。ランクアップ戦に限って相手をぶちのめしちまう『伝説殺し』さ。
　けどこうは思わないか？　あんたに勝った奴こそが、本当の伝説になれるんだ。
　あんたはヒールであると同時に、伝説の門番だったのさ。
　だから俺はあんたに勝つぜ――『吼龍』。勝って、伝説を作るんだ」