凝り性の女

登場人物一覧

名前：ブレンダ・スカーレット・アレクサンデル
種族：『人間種』
性別：女
年齢：33
一人称：私
二人称：～殿
口調：だな、だろ、だろう？
特徴：片目隠れ、スタイル抜群、世話好き、女子力（物理）
設定：
　ブレンダ・スカーレット・アレクサンデルのR.O.Oにおける姿だが、R.O.Oのシステムによる再構築の関係で旅人ではなく純種、人間種として存在している。
　伝承貴族アレクサンデル男爵家の産まれであり、若かりし頃から面白おかしい伝説を多数残した破天荒なご令嬢。教育係でもあったメイドにクールかつ瀟洒、比較的厳格に育てられたのだが、周囲や両親の期待に反して些かたくましく育ちすぎた結果、様々な問題を女子力（物理）でねじ伏せる美しきゴリラとして完成してしまった感がある。
　本人の趣味嗜好はドレスを着て社交の場で微笑むより、剣を握って武芸に励む方に寄っており、十代の頃は女だてらに騎士を目指して鍛錬を重ねていた。
　その腕前の方も笑えない程度には確かであり、貴族男子達を由緒ある貴族の『決闘』で打ち負かした事は数度の話ではない。彼女が騎士として取り立てられなかったのはそんな現状を嘆いたアレクサンドル男爵の意向であるとされているが、ブレンダ自身は父親を敬愛しており「破天荒な娘に悩む父上の立場なら当然だろう」と納得さえしている位だった。
　そんなブレンダであるから、当然浮いた話の出よう筈も無く。他所の娘達が縁談に沸くような年頃になっても我関せず、イイ話の一つも無かった。
　彼女の状況が激変したのは伝承の名家、バルツァーレク派に属するライヒハート家から見合いの話が来た事であった。性格柄、そんな事にはちっとも興味はなく。何なら「自分より弱い男に興味はない」感じだったブレンダだったが、彼女は見合いの日、実に運命的な、実に人生的な燃え盛る一目惚れをしてしまう。
　かくて運命の恋（シルト・ライヒハート）に身を捧げたブレンダはその日よりお茶にお花にダンスに料理と淑女たらん技能を徹底的に磨き、猛烈な恋を成就させた。
　現在ではライヒハート家に輿入れし、有閑な奥様に収まり、その資質に反して昼行灯を気取る旦那を叱咤激励する日々である。
　曰く「立身出世はしなくてもいいが、貴方が有象無象に侮られるのは許せない」そうだ。
　夫婦仲は非常に良く、二人の間には七歳になる一人娘のネオンが居る。この辺如何にもR.O.Oって感じだね！